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【片付け】大失敗!整理収納アドバイザーの「片付けNG」3選

川崎みさ暮らしの講師

もと海上保安官で2児の母、整理収納アドバイザーの川崎みさです。

皆さんは「片付け」は得意ですか?わたしは30年間ずっと苦手でした。何をどうすれば片付くのか分からずに長年、頭を抱えていました。しかし、大人になってから片付けを学び、片付けの失敗例を見聞きする中で、自分が片付けられなかった理由がやっと分かりました。

1.まず「収納グッズ」を買う

以前は「片付けよう!」と思ったら、まず100円ショップに行って収納グッズを買い漁っていました。「これに入れれば片付くはず」と、頑張ってキレイに収納ケースに収めたものの、数日後にはまたグチャグチャ…。それを見て「やっぱりわたしは片付けが苦手なんだ」と、やる気が下がっていました。

対策:「収納グッズ」を買うのは一番最後!

片付けを学ぶ中で、体中の毛穴が一気に開くほど驚いたのが、「収納グッズを買うのは一番最後」だということ。片付けには失敗しないための「順番」があるのに、わたしはそれを知らずに、一番最初に収納グッズを買っていたのでいつまで経っても片付かなかったことに気が付きました。

不要なモノを捨てる

必要なモノだけを収納する

「片付け」は、この順番がとても大切。まずは、家の中のモノを「いる」「いらない」と分けてから、最後に残した「いるモノ」にピッタリの収納グッズを買うのが、片付けの正しい手順だったのです。

2.一気に頑張り過ぎて嫌気がさす

一念発起して「よし!片付けよう!」と、意気込み何時間も片付けを頑張った結果ヘトヘトに。しかも、片付けきれずにスタート前より散らかってしまった部屋を見て、毎回ため息をついていました。「頑張ったのに片付けられなかった」を、何度も繰り返すうちに、ますます「わたしは片付けができない」と、負のループに。

対策1:片付けやすい所から1カ所ずつやる!

「片付け」を最後までやりとげる秘訣は、「片付けやすいところを1カ所ずつ」片付けて、小さな「できた!」を積み重ねること。

■30枚あるハンカチから3枚捨てた
■溜まったビニール袋を半分捨てた
■古タオルを3枚捨てた

など、困らない数だけあればいいモノ、自分のこだわりが強くないモノから1カ所ずつ片付けると、モノを出し過ぎずに済みますし、確実に1カ所ずつ片付いていきます。

対策2:時間を決めて片付ける

「とにかく頑張る」では長続きしないので、「5分だけ」「10分だけ」など、自分がムリなくできる時間から始めるのもアリ!

3.捨て過ぎて後悔し片付けが恐くなる

わたしは何度も片付けで「捨てなければよかった」と後悔をしてきました。買い直しができるモノならマシな方で、中にはもう手に入らないモノを捨ててしまい何日も落ち込んだことも。こんな経験を繰り返すうちに、片付けにネガティブな印象を持ってしまいました。

対策:迷ったら捨てない!

片付けに慣れないうちは「迷ったら捨てない」のも、ひとつの方法です。また、「2025年の8月末に捨てる」と書いた段ボールに、捨てるか迷ったモノを入れていき、必要なモノはその都度取り出し、1年後にその段ボールに残っているモノは処分する、という方法もわたしには合っていました。

「片付けNG」3選

1.まず「収納グッズ」を買う
2.一気に頑張り過ぎて嫌気がさす
3.捨て過ぎて後悔し片付けが恐くなる

この記事を読んでくださっている方は、以前のわたしと同じように「興味はあるけど片付け方が分からない」という方も多いのではないでしょうか。片付けが苦手なわたしが、皆様に先んじて、数々の大失敗をしておりますので、ぜひ同じ轍は踏まぬようお心にお留めおきくだされば幸いです。

最後までご一読くださりありがとうございます。
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暮らしの講師

元海上保安官で2児のママ。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックをお届けします。産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、防災・減災講座も開催。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、広島防災Jプログラムトレーナーなどの資格を保有。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。1985年生まれで広島県在住。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むことです。

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