【片付け】捨てる「おもちゃ」も活用できる!最後までムダなく使い切る6歳から学んだこと
もと海上保安官で2児の母、整理収納アドバイザーの川崎みさです。
整理収納アドバイザーとして、記事や講座では「不要なモノは捨てましょう」とお伝えしていますが、モノはムダなく最後まで使いきれるのがやっぱり理想。先日、使わなくなったおもちゃを捨てた後、ゴミ袋から拾ってきた息子のその後の行動が、整理収納アドバイザーとしても母としても、とても勉強になった出来事がありました。
捨てるおもちゃを分解する息子
3.4年前に買ったシンカリオン(新幹線がロボットに変身するおもちゃ)は、ここ最近遊ばなくなったので、息子と話し合って捨てることにしました。しかし、しばらくしてゴミ袋からおもちゃをゴソゴソ取り出している息子。(やっぱり捨てたくないのかな?)と、思いましたが、それならそれでいいやと放っておきました。
「おもちゃのなかをみてみたい」
わたしがリビングで仕事をしている横で、ドライバー片手におもちゃを分解し始めた息子。「なんしようと?」と聞くと、「おもちゃのなかをみてみたい」とのこと。
「ケガしないようないに気を付けてね」とだけ声かけをして、息子の好きにさせることにしました。
そのまま2時間も分解に熱中!
普段はすぐ「ゲームしたい」「動画みたい」と、言う息子が、けっきょく2時間もドライバーを使った分解に夢中に!ときどき「このネジかたいけん、てつだって」と要請がありましたが、30本以上のネジを黙々と外して、パーツを分解していったのです。
暮らしの中に学びのタネがある
「ねじがいっぱいある」
「だれがくみたてたんだろう」
と、ブツブツ言っている息子をみて、おもちゃで「ただ遊ぶ」から、作り手のことを考えたり、構造に興味を持ったりする年になった今、不要になったおもちゃは、息子にとって「最高の教材」だと、分かりました。(もともと好きなモノなので興味を持って取り組めたのかもしれません。)
普段は「いらない」と思ったモノは、すぐに捨ててしまいますが、捨てるおもちゃで、知的好奇心を満たした息子を見て、これが最後までムダなく使い切るということか、と目からウロコでした。
その後、「工作で使う綿が欲しい」と息子が言ってきたので「もう遊んでない人形から抜き取れば?」と言ったら、「お人形が死んじゃう!」と、泣かれてしまったことを申し添えておきます。