ノート(227) 更生保護委員会の委員面接に先立つ刑務所幹部のレクチャー
~続・工場編(20)
受刑303/384日目
仮釈放の流れの振り返り
2月23日の木曜であるこの日は、午前中に工場で差入れ本の整理などを行ったあと、午後の作業時間が始まって少ししたタイミングで、処遇部の「分類統括」と呼ばれる幹部が迎えにやってきた。受刑者の分類や教育のほか、仮釈放に関する手続を担当している統括矯正処遇官だ。
この分類統括に連行され、プレハブ工場の2階から1階に降り、長い廊下を歩き、事務棟に向かうと、まずは取調べ室に入るように指示された。このあと、面接室で「本面」、すなわち仮釈放の許否を判断する関東地方更生保護委員会による本面接があるので、どのようなやり取りになるか、あらかじめレクチャーをしておくという。
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