「スマホ中毒」世界一の国は?
Statistaがまとめた、16歳以上の人が1日あたりにどれだけの時間をモバイル経由でオンラインに費やしたかという調査で、最も長い時間を費やしていたのはブラジル、という結果が出ました。2位は中国、3位は米国。以降、イタリア、スペイン、韓国と続きます。
もともと2012年の段階で、ブラジルとスペインは同じ程度の長さでしたが、ブラジルは調査対象の国々の中でも最も大きな伸び率でトップとなりました。
16歳以上の人がケータイやスマホでネットアクセスしている時間は、の1日あたり4時間48分。ただ、肌感覚としては、日本人のスマホユーザーはもっと長く触っているような印象を受けますね。
スマホでのネットアクセスと言っても、やれることは様々です。単にウェブページの閲覧を示しているだけではありません。
メール、メッセージ、SNS、写真共有、金融サービスや送金、ゲームをはじめ、仕事でもヘルスケア系でも、クラウドにデータがあれば、ネットアクセス、ということになります。最近では音楽ストリーミングやビデオストリーミングなんかも、ネットを通じてエンターテインメントを楽しみますよね。
今後、ネット回線の高速化と低料金化(もしくは定額化)、スマホの高性能化が進むにつれて、このストリーミング系のサービスは、スマホでのネットアクセスの時間をもっと引き延ばすことになるでしょう。
米国では、T-Mobileに続いて、最大手のケータイキャリアVerizonも、データの無制限定額制を導入しました。また、GoogleはYouTubeを通じて、ケーブルチャンネルをストリーミングで視聴・録画できるサービス「YouTube TV」を発表しており、スマートフォンやタブレットで、テレビ体験を完全に再現できるようになりました。こうしたサービスが定着すると、米国におけるスマートフォン経由のネットアクセス時間も、急伸することになりそうです。