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ドジャースにDFAとされた投手の行き先は一つ!? パクストンに続いてラミレスもレッドソックスへ

宇根夏樹ベースボール・ライター
ヨハン・ラミレス May 26, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月28日、ヨハン・ラミレスは、ロサンゼルス・ドジャースからボストン・レッドソックスへ移籍した。

 この3日前に、ドジャースは、クレイトン・カーショウを故障者リストから復帰させ、それに伴い、ラミレスをDFAとした。ウェーバーにかかっていたラミレスに対し、レッドソックスが獲得の名乗りを上げた。

 ドジャースにDFAとされた投手をレッドソックスが手に入れるのは、7月26日~28日の3日間に2度目だ。

 ドジャースは、7月22日にジェームズ・パクストンをDFAとした。その4日後、レッドソックスは、17歳のマイナーリーガーと交換に、ドジャースからパクストンを獲得した。パクストンのDFAについては、こちらで書いた。

「ドジャースがDFAとしたパクストンに、レッドソックスが興味!?」

 パクストンは、7月30日の試合で先発マウンドに上がる予定だ。ラミレスは、まだレッドソックスのロースターに入っていないが、マイナーリーグ・オプションは切れている。

 7月30日を含め、パクストンとラミレスは、同じ試合で投げる可能性もある。ドジャースでは、5月24日、29日、6月5日、24日、30日、7月12日の6試合がそうだった。そのうちの4試合は、パクストンに続いてラミレスが登板した。イニングの途中で交代した2試合は、ラミレスがパクストンの防御率を悪化させた。

 今シーズン、パクストンは、先発18登板の89.1イニングで奪三振率6.45と与四球率4.84、防御率4.43を記録している。ラミレスは、リリーフ37登板の43.2イニングで奪三振率9.07と与四球率3.50、防御率5.98だ。ニューヨーク・メッツとボルティモア・オリオールズとメッツで投げた試合を除き、ドジャースに限ると、27登板の29.1イニングで奪三振率8.28と与四球率3.38、防御率5.52となる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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