汚れや菌を家じゅうに広げるかも?元家政婦が教える「トイレ掃除のNG行為」4つ
掃除の中でも頭を悩ませるのがトイレ。いつもキレイにしておきたいところですが、「掃除が嫌だな…」と思う場所でもありますよね。そして、意外と正しい掃除の仕方がわからない場合も多いのでは?今回は、元家政婦の筆者が、トイレ掃除でやらない方がいいNG行為を4つご紹介します。
トイレの床に掃除機をかけるのはNG
トイレの床にホコリがある場合、サッと掃除機をかけたくなりますよね。でも、それはNG行為です。トイレの床には、尿などの飛沫汚れや、雑菌が潜んでいます。そこに、普段使っている掃除機をかけると、ヘッドにその汚れがつくことに。その掃除機で他の部屋を掃除すれば、ヘッドや排気口から、菌や汚れを家じゅうにまき散らすことになりますよ。床のホコリは、フローリングワイパーのドライシートなどで取るのがおすすめです。いきなりウエットシートで拭くと、ホコリが伸びるだけでうまく取れません。また、掃除機をかけたい場合は、先にキレイに拭き掃除をしてからがいいでしょう。
奥から手前に掃除するのはNG
掃除のセオリーとして、「奥から手前、隅から真ん中」と習った人も多いのでは?通常の掃除の場合は、それが鉄則ですが、トイレだけは違います。 前述したように、トイレの床には飛沫が飛んでいます。奥から手前に掃除しようと進んでいる間に、汚れが足裏などについてしまいますよね。せっかくキレイにした場所を、汚れた足でまた踏むことに。トイレの床だけは、手前から奥へと掃除をするのが正解です。
トイレットペーパーでから拭きするのはNG
便器を掃除する際、トイレットペーパーでホコリを取っている人もいますよね。手軽でいいのですが、トイレットペーパーでのから拭きもNG行為です。トイレットペーパーの繊維は粗いため、便器に細かい傷つける可能性があるから。見た目ではわかりにくくても、その細かい傷に汚れが入り込み、臭いなどの原因になってしまいます。トイレットペーパーで掃除をしたい場合は、乾いた状態ではなく、トイレットペーパーで使える洗剤を使いましょう。また、アルコールスプレーを吹き付けて使うのもおすすめです
メラミンスポンジを使うのはNG
洗剤を使わずに汚れを落としてくれる便利なメラミンスポンジ。しかし、メラミンスポンジは汚れを削って落とすため、こちらも便器をキズつけてしまう恐れが。また、便器に防汚コーティングなどがされている場合、メラミンスポンジはそれを剥がしてしまう可能性もあります。※メラミンスポンジについてはこちらの過去記事「安易に使うと後悔も?元家政婦が使わないと決めている掃除アイテムとは?」も参考にしてくださいね。
ではどうしたらいいのか?
NGばかりで余計にトイレ掃除が嫌になる…。そんな気がしてしまいます。でも、難しく考えず、トイレはとにかくサッとでいいから毎日掃除をするのがおすすめ。リビングにフローリングワイパーをかけた最後に、サッとトイレのホコリも取ってシートを捨てれば、掃除機をかけなくてもホコリが取れますよね。便器の汚れは、かけて流すだけでいい洗剤を使えば、毎日掃除をするのも面倒ではありません。トイレットペーパーに吹きつけて使える洗剤を併用すると、気づいたときのサッと掃除も手軽です。毎日掃除をしていれば、こびりつくような汚れもつかず、メラミンスポンジを使いたくなることもありません。NG行為はせずに、自分がラクにできる方法で掃除のハードルを下げていけば、トイレのキレイは簡単に保てますよ。
毎日手軽にトイレ掃除ができる洗剤などについては私のサイトの記事「トイレブラシはありません!プロ主婦はラクに毎日トイレ掃除をする」もぜひご覧ください。