はらぺこライターの旅人間です。

今回は神奈川県相模原市南区に面白い場所がありますので、少し紹介してみたいと思います。それは「中古タイヤ市場 相模原店」の自販機コーナーです。

昭和を過ごした世代の方には、特におすすめの場所。

そう、ここは昭和のレトロな自販機が並んでいます。

と言っても昔懐かしい自販機が数台あると言ったレベルではなく、ずらーーーっと並んでいますので、タイムスリップしたような気分になれるかも。

「あぁ～！この自販機、あったなぁ～」

「なっつかし～」

「中学の時、部活帰りにジュースを買ってた自販機や、これ！」なんて声も。

一人で来てる方、カップルや友達同士、家族連れなど様々。

お父さんが懐かしむ姿を見て、10代らしき娘さんが「へぇー、れっとろー」と別の視線で楽しんでいたり、世代によって反応が違うのも、何だか面白い。

レトロの自販機と言っても、”中身も当時のまま” かと言えば、当然そんな事はありません。製造が終わっているモノもあります。

それでも、当時の姿で設置されているのは良いものです。

コロナ禍になってから…

非接触購入が注目され、最近は各地で様々な自販機が増えてきました。

例えば、自販機でお肉、ケーキ、中にはレストランで提供されるような料理も買えたりと。これらは進化系自販機なんて呼ばれたりしているようですが…

レトロな自販機を見ていると、「食」の自販機は実は昔から多くあり、衰退し、令和の時代になり再び復活してきたのかな？なんて感じたりも。

もちろん、当時はサービスエリアなどが中心で、現在のような生活圏に設置されているワケではなかったかもしれませんが…。

いずれにせよ、見れば見るほど、魅力的です。

さて、このレトロな自販機コーナーの中で、特に人気があるのは「うどん」「そば」のよう。麺類の自販機付近は購入する人達で定期的に混雑します。

なかなかの盛況ぶりです。

ラーメンもあります。

お茶漬けの自販機の姿も！こんなのもあったんだ…。

そして、ハンバーガーの自販機もあります。

実を言うと…この自販機、私は子供の頃に利用した記憶があるのです。確かバッティングセンターにあり、父親に買ってもらったような…。

定かな記憶ではないけど、この自販機が目に入ってから、懐かしさが沸き起こり「自販機のハンバーガー」が無性に食べたくなったのです。

金額は280円。

300円を入れると、おつりが先に出て来るらしい…。と言う事は、お金を300円入れた時点で購入が決定というワケ？この時点でキャンセル不可なのかしら…。それもまた面白い！

そして、お金を入れボタンを押すと「加熱中」になり、秒数が表示されます。この待ち時間はワクワク、ソワソワ、加熱時間は60秒。

カタン！

アツアツのハンバーガーが出てきました。

このレトロなパッケージも、イイ感じです。

箱を開けてハンバーガーを取り出すと…

「んー！なるほど」と言った印象、全体的にペタンとしているので見た目はイマイチですが味は十分美味しい。アツアツなのも嬉しいポイントです。

私個人的には、懐かしさも合わさって、満足度はとっても高かったです。リピありです。

それにしても魅力的な場所です。

まるで自販機の博物館にでも来たかのように、一つ一つ順に見て楽しめます。そして、行き交う人達もみんな笑顔で楽しそう。まるで観光スポットのよう。

私自身、懐かしい自販機は昔を思い、何だか幸せな気分になれました。

機会があれば、ぜひ行ってみて下さい。