【名古屋駅】鶏めしから天むす、幕の内まで。名古屋駅弁・御三家が手がける「名駅弁」7選
名古屋にお越しになる方も、名古屋から遠方へ足を運ぶときも重宝する駅弁。まさに名古屋駅はクオリティの高い駅弁の宝庫です。
その中でも"名古屋駅弁の御三家"と言える立ち位置を確立しているのが、松浦商店さん、名古屋だるまさん、JR東海リテイリング・プラスさん。
強みとする看板メニューやお弁当の特色まで様々ですが、それぞれの魅力があります。今回はそんな名古屋駅弁・御三家が手がける「名駅弁」を7つピックアップ!ぜひ名駅での駅弁選びの参考にしてみてください。
松浦商店 天下とり御飯
昭和7年に「親子めし」として発売して以来、幾重にもわたるリニューアルを重ね、現在、名古屋を代表する駅弁の一つになっているのが松浦商店さんの「天下とり御飯」。創業当時からの伝統的な製法で作った鶏・玉子そぼろが敷き詰められたご飯を中心としたお弁当です。
松浦商店伝統の大釜で仕上げた鶏そぼろは味わい深く、伝統の粉雪製法で仕上げた玉子そぼろは"ほろほろとした味わい"。卵の濃厚さも鶏出汁の美味しさも生きています。他にも、老舗お弁当屋さんらしい、一つひとつ技の光るお惣菜が勢揃いです。
チキンカツ、鶏肉の磯辺揚げ、照り焼きつくね、鶏肉の照り焼き、バンバンジー、ウインナー、煮物(ごぼう、竹の子、椎茸、うずらたまご)、玉子巻きなど、どれも懐かしく落ち着く味わい。コストパフォーマンス&満足度ともに抜群です!
コーチンわっぱ飯
丼風の駅弁でおすすめしたいのが松浦商店さんの「コーチンわっぱ飯」です。松浦商店さん特製の鶏のだし汁で炊いたご飯の上に、名古屋コーチン入りの時雨煮をはじめ、自家製の煮物やうずら卵煮など10種類のおかずが入っています。
ご飯が見えないほどボリューミーで彩豊か。見た目から気分が上がりますね!野菜も多く、ジャンキーな見た目の多い駅弁とは一線を画した一品です。
時雨煮は濃い味付けながら、鶏のしっかりとした旨味を感じられる一品です。それでいてご飯の味付けはさっぱり。メリハリのついた鶏の味わいを楽しめます。
また鶏と山菜の相性も抜群!どこか懐かしい優しい味付けでまとめられており、ホッと安らぐ美味しさ。どんな方にもオススメできる絶品駅弁です。
名古屋だるま 三大名物 幕の内
名古屋めしを駅弁で手軽に味わいたいなら、名古屋だるまさんの名古屋「三大名物 幕の内」弁当がおすすめです。三大名物とは、みそかつ・天むす・えびふらいのこと。名古屋めしの代表格たちです。9マスに分かれており、名古屋めしの他にもたくさんのお惣菜が盛られています。
味がしっとり染みた味噌カツ。ぷりぷりのエビとふわふわの衣で、お米の塩加減もちょうど良い塩梅の天むす。3尾も盛られ、下にはきしめんサラダが隠れたエビフライ。どれもクオリティが高く、最高のご飯のおともです。
玉子やつくね、煮物などお弁当の定番メニューが添えられ、炊き込みご飯に、天むす、わかめご飯など、炭水化物のボリュームもしっかり押さえられているのポイント。
まさにこのお弁当をいただけるだけで、名古屋めしの半数以上は網羅できるようになっています。出張で名古屋にお越しになる方には、とてもおすすめしたい駅弁です。
名古屋だるま 名古屋行き最終列車弁当
せっかくなら名古屋めしを全て押さえたい!という欲張りな方にオススメしたいのが名古屋だるまさんの「名古屋行き最終列車弁当」です。名古屋だるまさんと、ロケ弁当にはうるさいメ~テレのドラマスタッフが吟味を重ねて完成した駅弁となっています。
味噌カツ・エビフライ・どて煮・手羽先・ひつまぶし・とりめし・天むす・きしめん・みそたまという9種類の名古屋めし。まさに名古屋めしオールスターズ!開けた瞬間に茶色一色で驚きました(笑)
味が染みてジューシーで、軟骨部分まで食べられる本格手羽先。濃厚などて煮。ふわふわのうなぎを楽しめるひつまぶし。えびの美味しさと塩気がたまらない天むすなど。一品一品の名古屋めしクオリティが高く、高いコストパフォーマンスを誇っています。
JR東海リテイリング・プラス 天むす
JR東海リテイリング・プラスさんの駅弁の中でも、随一の人気を誇っている「天むす」。5個の天むすときゃぶらぎ(甘く煮たふき)のみのシンプルな駅弁なのですが、リーズナブルで満足感が高いこともあり、早い時間から売り切れてしまう人気ぶりです。
まず雛人形さんのように海苔が巻かれている見た目がポイント。天むすとしての可愛らしさも見せ、思わず手に取りたくなります。一口いただくと一個が大きく、食べ応えのあるご飯に、プリプリでフワッとした海老天がよく合います。塩加減も絶妙です。
隣に添えられている「きゃぶらぎ(甘く煮詰めたふき)」も、優しい天むすとの良いアクセントになって、とても美味しいですよ!おやつ代わりに購入するリピーターさんも多い駅弁です。
JR東海リテイリング・プラス/車窓食堂 東海道新幹線弁当
2022年10月に誕生した新ブランド「車窓食堂」。JR東海リテイリング・プラスさんのコストパフォーマンスの高さに、さらに磨きがかかった駅弁が揃っています。中でもおすすめなのが「東海道新幹線弁当」です。その名の通り、東海道沿線の味覚が詰まっています。
東京江戸前定番の味「深川めし」「穴子蒲焼」に始まって、静岡の「黒はんぺん」、名古屋ご当地食材「みそかつ」「えびふらい」などのお惣菜が並びます。煮物や卵焼きなど、定番も欠かしません。バリエーション豊富ながら、1,000円前半台という良心的な価格もすごいですね。
魚介の旨味が染みたご飯に、風味豊かな海苔が香る「深川めし」。魚の旨みが凝縮された「黒はんぺん」。味が染みて、濃い味がお弁当の良いアクセントになってくれる「味噌カツ」「エビフライ」。良いところ取りをしながらバランスも取れており、大満足のお弁当です。
JR東海リテイリング・プラス 賛否両論とり将弁当
笠原正弘シェフが手掛ける日本料理店「賛否両論」。東京と名古屋に2店舗を構える、予約困難な人気店です。笠原シェフのご実家は焼き鳥屋さん。「とり将弁当」は、そんな賛否両論の原点にインスピレーションを受けたお弁当となっています。
鶏照焼や鶏つくね焼を中心として、様々なおばんざいがご飯の上に盛られているのがポイント。彩豊かで健康的!これこそ和食の醍醐味ですね。
最大の特徴はダブルご飯ということ。焼き鳥丼とそぼろ丼に分かれています。肉厚で味の濃い鶏照焼をいただきながら、そぼろやおばんざいであっさりと。ご飯のおともにも強弱があって意外にもさっぱりといただけます。
大豆入りひじき煮や豆入りおからサラダ、そして菜っぱの漬物。ひとつひとついただくのも良いのですが、全て一緒に混ぜていただくのもとても美味しいです。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した駅弁は、名古屋駅のグランドキヨスクなどで購入できます。ぜひ手に取ってみてください!