Yahoo!ニュース

【神戸市垂水区】大切な時間と思い出を彩る、職人技と思いやりが光るケーキ!「パティスリー ファミーユ」

くりあんぱん神戸の日常系webライター(神戸市)

垂水区霞ヶ丘にあるケーキ屋「Patisserie FAMILLE(パティスリー ファミーユ)」をご紹介します。ホテルや有名洋菓子店での豊富な経験をお持ちのオーナーが、フランス菓子の伝統と技術を大切に守りつつ、お客様のニーズや素材の長所を活かすためのアレンジで更なるおいしさを追求された、「Patisserie FAMILLE」だからこそ味わえる上質のケーキが揃います。

公式Instagram Pâtisserie FAMILLE

上品な外観。ユニコーンのロゴが目印です。

ケーキをはじめ様々なお菓子が並んでいます。「これが当店の最高作だとお客様に胸を張ってお出しできるか?」「このケーキを『伝統あるフランス菓子』として弟子に伝えられるか?」とオーナーが自らに問いかけ、迷いなく「Yes」と答えられる品のみが並ぶ、一切の妥協なしのこだわりの品々です。材料が新鮮で高品質なのはもちろん、使用する小麦・卵・蜂蜜は全て神戸市産。果物は神戸市内や近郊、各名産地から取り寄せられており、その日その日、果物の味や風味に合わせ魅力を最大限に引き出すことができるよう、作り方を調整されています。もはや「芸術品」の域ですね。パティシエの事を「ケーキ屋さん」ではなく「ケーキ『職人』」と表す理由が、オーナーのお話から理解できました。

左「COEUR」(税込750円)は「クール」と読み、「心」を意味するフランス語です。立体的なハートの成型が目を引きます。単に「ハート形の枠で作る」場合と比べ、横から見てもコロンと丸みのあるこの立体感を出すには、より高度で繊細な技術が必要なのだそうです。
右「ルサンブレ」(税込650円)は、8層もの多層構造で、それぞれの層の厚さや味・風味も「全ての層を一緒に口に含んだ時、最高においしくなるよう」計算し尽くされています。


また「Patisserie FAMILLE」には、お客様のリクエストを元に商品化されたケーキが多いのも特徴です。

これらのケーキは、お客様から「手土産持っていきたいんやけど、クッキーとかの焼き菓子は被るねん。かと言って、ケーキは崩れるから持って行かれへんし…」と相談された事がきっかけです。オーナーがホテル勤務時代にビュッフェで作られていたケーキの形をヒントに商品化されました。

こちらの「サヴァラン」(税込650円)は、フランスで過ごす時間が多いお客様からのリクエスト。現地フランスではメジャーながらも、日本ではまだまだ浸透していない種類のケーキです。「フランス菓子の技術や伝統の基礎がしっかりしているこのお店なら、きっと再現してもらえると思って…」とリクエストされたそのお客様、購入後大変満足されていたとの事です。

こちらの「ショコラ」(税込680円)はグルテンフリー。「小麦アレルギーのあるうちの子が『チョコレートケーキ食べたい』って言ってるんです。何とかなりませんか?」というお客様の願いが見事に叶えられたケーキです。


このように、ケーキのレベルが高いだけでなく、お客様に親身に寄り添ってくれるお店です。私は、引っ越し等でバラバラになった、かつてご近所同士だったママ友たちとのランチ会で利用させて頂きました。


それぞれの家庭の子ども達が「みんなで大っきなケーキを分けっこしたい!」と言い出しました。しかし、ある子は「生クリームが食べられない」、他の子は「チョコクリームを嫌がる」、また別の子は「チーズケーキは苦手」という感じで、一般的に売られているホールケーキだと、どの種類を選んでも必ず1人は「食べられない」子が出てきます。この日のメンバーは全部で奇数人、円形のホールケーキが1/6、1/8、1/12等にカットされた品を組み合わせても、1つの綺麗な円形に収まらない…。こんな時、皆様ならどうされますか?


私とオーナーで知恵を絞り合って出した答えがこちらです。

それぞれ自分好みのケーキを選び、それをブロック遊びのように組み合わせました。


「Patisserie FAMILLE」には四角い形のケーキが多いという理由もありますが、何より、オーナーが私の事情や相談を親身に聴いて下さったからこそ編み出すことができたアイデアです。「何でも言って下さい、できる限りの事はしますので」「僕にも子どもがいるんで分かります」と最後までしっかり話を聴いて下さり、とても心強かったです。また「できない事はこちらも伝えます」とも言って下さることで、より気兼ねなく「これが難しければ、この方法は?」等とたくさん発言することができました。

「FAMILLE(ファミーユ)」はフランス語で「家族」の意味。「ケーキはどの家庭でも、大切な行事の時に食べられる特別なもの。ケーキを買いに来てくださるお客様のご家族と、僕自身の家族、共に幸せな未来に向かうように」という願いを込めて名付けられました。ユニコーンは、ロゴを何にしようか…と色々な画像を見ながらオーナーが考えていた時、一緒におとなしく画面を見ていたお子さんが、ユニコーンを見たタイミングで指さして「うま!」と言った事が由来だそうです。

お客様がお帰りの際には必ずご自身の手でドアを開け、外まで見送りに出て下さるオーナー。大切な行事をケーキでお祝いしたい時は、職人としての高い技術や意識と、お客様に親身に寄り添う温かさが共存した「Patisserie FAMILLE」を、よろしければ是非訪れてみてくださいね。

●Patisserie FAMILLE(パティスリー ファミーユ)●
〒655-0039 兵庫県神戸市垂水区霞ケ丘7丁目7-20 リアルテ霞ヶ丘1階
営業時間 10:30~19:00
定休日 月曜日、第2・第4火曜日
電話番号 078-764-2206
Instagram Pâtisserie FAMILLE

神戸の日常系webライター(神戸市)

神戸でささやかに暮らしている一市民。大好きな町神戸の魅力を、心地よい日常から拾い上げて大切にお届けしていきます。記事を通して皆様と「わくわく」「ほっこり」な気持ちを分かち合えたら嬉しいです。よろしくお願いします!

くりあんぱんの最近の記事