冬休みに読みたい!冬の魅力たっぷりのおすすめ絵本(5選)
冬休みは、ゆっくりお家で過ごす時間も良いものですよね。お家で過ごす時間も増えるこの時期に、ぜひおすすめしたいのが絵本です。この季節ならではのことを絵本から学んだり、春夏秋冬を感じる心を豊かにしてくれるために役立つのが絵本です。今回は、母の絵本好きが高じて蔵書量1000冊の我が家の絵本から、今この時期にピッタリの冬に読みたいおすすめの絵本をご紹介いたします。
「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん ふゆじたくのおみせ」福音館書店
作:ふくざわゆみこ
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんのシリーズの2作目絵本です。大好きな人に贈り物をしたいと思う気持ちって、素敵ですよね。森の動物たちは、ふゆじたくのお店で買い物をするために、どんぐりを集めます。クマさんとヤマネくんのおたがいを思いやる気持ち、贈り物をするときの温かな気持ちがとっても素敵なお話です。
「てぶくろ」福音館書店
作:エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:内田莉莎子
ある寒い雪の日、おじいさんが手袋を片方、落としたところから物語は始まります。まずそこにやってきたのは、ねずみ。ねずみは手袋で暮らすことにしました。さて、次にそこへやってきたのは・・・? 次から次へとやってくる個性的な動物たちと、手袋がこの先どうなってしまうのかハラハラドキドキの展開面白いお話です。古くから読み継がれている絵本なので、お母さん世代も、子供の頃に読んだことがある方も多いかもしれません。表紙のデザインが可愛らしいウクライナの絵本です。今、この時代だからこそ、この絵本をを手にする人が増えたらいいなと思います。
「月夜のみみずく」偕成社
作:ジェイン=ヨーレン 絵:ジョン=ショーエンヘール 訳:工藤直子
月の美しい夜、一面の雪景色。お父さんと女の子が、みみずくを探しに森に向かい歩いて行きます。みみずくに会えるかなとドキドキしながら歩いていく女の子の期待感と、大自然の神秘的な美しさ、リズムのある詩的な言葉が、美しい世界観を作り上げている絵本です。声に出して読んでみると、この絵本の息を飲むような美しさがより伝わります。大人にもぜひおすすめしたい美しい絵本です。
「14ひきのさむいふゆ」童心社
作:いわむらかずお
お馴染みの14匹のシリーズから、さむいふゆの絵本です。雪が舞う寒い冬の日、14匹は暖かい家の中で、とんがり帽子ゲームをしたり、おばあちゃんの作った熱々おまんじゅうを食べたりしながら過ごしています。ストーブの暖かなお家で過ごすぬくもりや、雪がやんで冬晴れの空の下で、そりすべりを楽しむ生き生きとした冬時間が魅力いっぱいに描かれています。14匹のシリーズは四季の美しさや自然の豊かさをぎゅっと絵本に詰め込んで伝えてくれているので、全シリーズおすすめしたいです。
「ゆきのひのうさこちゃん」福音館書店
文/絵:ブルーナ 訳:いしいももこ
おなじみブルーナの絵本から、雪の日のうさこちゃんの一日を描いた絵本です。雪が降り積もった日、雪だるまを作ったり、そりすべりをしたり、雪遊びを楽しんでいたうさこちゃんですが、泣いていることりさんと出会います。どうしてことりさんは泣いているのでしょうか?短いお話なので、赤ちゃんや1歳くらいの小さなお子さんにも読みやすくておすすめです。
今回は冬にぴったりの絵本をご紹介いたしました。寒い冬ならではの過ごし方や、冬にしか感じられないあたたかさやぬくもりがあることを、絵本は伝えてくれます。寒い日のおうち時間の中で、絵本を通して、冬をいっぱい感じてみてくださいね。一生の宝物になるような、素敵な絵本と出会えますように。