【京都市中京区】鴨川で納涼床の設置が急ピッチで進められています! 食のジャンルはさまざま
京都の初夏の風物詩「鴨川納涼床」が2024年5月1日から9月30日まで始まります。4月26日に訪れて見ると鴨川沿いで各店舗が床の鉄骨や木材の組み込みなど、準備作業が急ピッチで進められています。
今年の鴨川納涼床は、鴨川西岸に位置する二条から五条の間に京料理、懐石、鶏料理などの和食からフレンチやイタリアンの店、中華料理、ジェラートやカフェ、バーなど新旧の店舗が入り乱れ、ジャンルはさまざまで、約90店が、河原に「床」を組んで営業を予定しています。
昔から続けている名立たる有名店だけでも、がんこ高瀬川二条苑 、新三浦、梅むら、モリタ屋、禊川、いづもや 、東華菜館、鳥彌三、本家たん熊、田鶴、ルアン鮒鶴京都鴨川リゾート 、鶴清と錚々たるラインナップです。
ところで「川床」と書いてどう読むのでしょうか? 鴨川の納涼床は「ゆか」と読みます。貴船や高雄にある床は「かわどこ」と呼びます。 由来は諸説ありますが、貴船のように川を覆うように床を設えてあるのは「かわどこ」、鴨川のように河川敷に設えてあるのは「かわゆか」という説もありますね!
安土桃山時代、豊臣秀吉の三条、五条橋の架け替えなどを経て、鴨川の河原は見世物や物売りで賑わいます。それにともない、富裕な商人が見物席を設けたり、茶店ができたりするようになりました。これが納涼床の始まりだといわれています。
その三条大橋も池田屋事変の際に新選組の残した刀傷の後と伝承される擬宝珠を残して、2024年1月に半世紀ぶりに高欄を新調しています。
真新しいヒノキの橋を渡って、納涼床で美味しく楽しいひと時を過ごしてみませんか!
京都鴨川納涼床協同組合(外部リンク)京都市中京区東生洲町489