【葛飾区】都内最大級の花菖蒲の楽園、水元公園の「花菖蒲園」が見頃!水が張られた菖蒲田を彩る大輪の花々
都内で最大規模の花菖蒲の名所、水元公園の「花菖蒲園」が現在見頃を迎えています。15の区画に分けられた菖蒲田にはそれぞれ水が張られ、水鏡に姿を映す大輪の花が涼しげ。約100種、14000株もの花菖蒲が圧巻の美しさです!
(写真はすべて2024年6月5日撮影)
花菖蒲園は、水元公園の中心部にある水元大橋を南へ渡ったエリアにあります。木で出来た「花菖蒲園」の看板が出迎える先に広がるのは、色とりどりの花菖蒲で埋め尽くされた「2号田」。小合溜の青い水や水元大橋の主塔に、鮮やかな花菖蒲が映えています。
広い園内には1~15の番号が付けられた菖蒲田が並んでおり、すべて水が張られています。主だった菖蒲田の前には、田の番号と、花菖蒲が株分けされた年数を説明する案内板が設置されています。こちらで居場所を確認してくださいね。
花菖蒲の品種や株分けされた年数によって、咲き具合に多少バラツキがありますが、現在は1・2号田、5~7号田、9-2号田、10号田、13・14号田などがとりわけ見事な眺めになっています。
水が入った菖蒲田は、初夏の空に良く似合います。水生生物の生息範囲が増えたためか、この日はアオサギが時おり菖蒲田に舞い降りて、狩りをする様子があちこちで見られました。運が良ければ、アオサギと花菖蒲のコラボ写真を撮れるかも知れません。
蛇行する水路に取り巻かれた5号田では、花菖蒲が水鏡に姿を映す様子が、特に鮮やかに浮かび上がります。見ているだけで涼しさを感じる光景です。
木橋のある6号田は、花菖蒲をすぐそばで見られるのが魅力です。繊細な花姿を間近で撮るため、カメラやスマホを持った人々が次々に足を運んでいました。
水路を挟んで奥に見える7号田にも木橋があり、こちらでも色とりどりの花菖蒲が咲き揃っています。7号田の西の岸辺には、木陰にベンチが並んでおり、花を見ながらお弁当を食べる人々に人気の場所。ベンチのそばにはアジサイも咲いており、花菖蒲との競演が見事です。
最も注目を集めているのは、八つ橋が架かる13~15号田。折れ曲がる橋の左右に、薄紫色や紅紫色、白や絞り模様の入った花菖蒲が咲き誇っており、至る所で足を止めて見入ってしまいます。
13・14号田の八つ橋の中央部にはとりわけ多くの花菖蒲が咲いており、カメラやスマホでお気に入りの花を撮ろうとする人々が大勢見られます。花との距離が近いので、花菖蒲の特徴である花びらに入った黄色の筋も、真上からしっかり撮ることができますよ。
堀切菖蒲園では現在、「葛飾菖蒲まつり」を開催中。8日(土)・9日(日)・15日(土)・16日(日)の週末にはステージでイベントが行なわれます。6~9日、11日、13~16日には、美味しいお茶やお菓子を味わえるお茶処も開かれます。古来より愛されてきた花菖蒲を見ながら、お茶を楽しめるなんて風流ですよね。都内最大級の花菖蒲の名所、水元公園で眺める花菖蒲なので、格別のひとときです!
2024年「葛飾菖蒲まつり」案内
この週末は、いよいよ見頃を迎えた水元公園の花菖蒲園へ出かけて、色鮮やかな花を眺めるのはいかがでしょうか。広い園内は日当たりが良いため、帽子や日傘、水分補給の用意などをどうぞお忘れなく。
名称: 都立水元公園「花菖蒲園」
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「はなしょうぶ園」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行)
公式HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html
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