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ユニット曲の披露、小野寺梓の凱旋――真っ白なキャンバス全国ツアー仙台公演レポート

宗像明将音楽評論家
真っ白なキャンバス(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

2024年4月28日、真っ白なキャンバス(通称:白キャン)の「真っ白なキャンバス全国ツアー 2024『私とわたし』」の仙台公演がmacanaで開催された。この日は、メンバーの小野寺梓が開演直前にアナウンスを行っている最中も、会場スタッフが「まだ入れないお客さんがいます!」とファンに前へ詰めるように呼びかけるほどの大盛況。仙台でこれほどパンパンの状況で白キャンを見るのは初めてだと感じるほどだった。

この日のライヴは、「ポイポイパッ」「HAPPY HAPPY TOMORROW」「Whatever happens, happens.」といった盛り上がる楽曲を序盤の段階で集中投下。白キャンのキラーチューンである「SHOUT」が早くも4曲目で披露されると、会場はコールやMIXと呼ばれる掛け声に満たされた。

三浦菜々子(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
三浦菜々子(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

MCでは、小野寺梓が仙台に住んでいたことに触れて、「歌詞で普段感じないような感情を歌で感じる」と述べ、凱旋公演を祝したファンによるフラワースタンドにも感謝。また、「キャンディタフト」の最後では小野寺梓が「君が好きだっちゃ」と仙台弁を披露したほか、小野寺梓が作詞した楽曲「朝露草」も歌われた。

小野寺梓(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
小野寺梓(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

中盤のMCでは、橋本美桜が「仙台って涼しいイメージだからさ、暑いとさ、言葉出てこんね」と話すと、浜辺ゆりなが「でも、牛タン食べれたよね」と言い、仙台で牛タンやずんだシェイクを飲食したファンに挙手を求める一幕も。

橋本美桜(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
橋本美桜(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

浜辺ゆりな(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
浜辺ゆりな(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

今回の全国ツアーは公演ごとにテーマが異なることがアナウンスされており、4月11日の大阪公演のテーマは「ノンストップライヴ」。そして、仙台公演のテーマは「ユニット」であることが明かされると、そのまま小野寺梓のソロ曲「くるくる愛して」へ。小野寺梓、橋本美桜、浜辺ゆりなによる「メンションガール」へ続き、西野千明と橋本美桜による「レガシー」や、小野寺梓、西野千明、鈴木えまによる「ダウター」では、イントロが流れた瞬間にファンからどよめきが起きた。また、鈴木えまと麦田ひかるによるユニット「むぎえま」による「プロテア」も。西野千明、浜辺ゆりな、麦田ひかるによる「清涼飲料水」の盛り上がりのなか、ユニットのコーナーは終了した。

左から橋本美桜、小野寺梓、浜辺ゆりな(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
左から橋本美桜、小野寺梓、浜辺ゆりな(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

左から橋本美桜、西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
左から橋本美桜、西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

左から鈴木えま、小野寺梓、西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
左から鈴木えま、小野寺梓、西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

左から鈴木えま、麦田ひかる(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
左から鈴木えま、麦田ひかる(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

左から麦田ひかる、浜辺ゆりな、西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
左から麦田ひかる、浜辺ゆりな、西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

「白祭」から始まったライヴ後半戦では、「いま踏み出せ夏」の終盤でファンが肩を組んで左右に揺れる光景が圧巻だった。4月にふさわしい「桜色カメラロール」で仙台公演は幕を閉じた。

真っ白なキャンバス(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
真っ白なキャンバス(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

この日は、ライヴ中盤で三浦菜々子が体調不良で中座したり、終盤でペットボトルからこぼれた水をメンバーが拭いたりといったアクシデントもあったが、それを乗り越えていく現在の白キャンのたくましさを感じるライヴだった。

「真っ白なキャンバス全国ツアー 2024『私とわたし』」は、この後も5月から6月にかけて名古屋、札幌、福岡、東京で公演が行われる。

西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
西野千明(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

鈴木えま(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
鈴木えま(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

麦田ひかる(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)
麦田ひかる(撮影:真島洸(M.u.D)/提供:株式会社PLAYYTE)

セットリスト

01.ポイポイパッ

02.HAPPY HAPPY TOMORROW

03.Whatever happens, happens.

04.SHOUT

05.キャンディタフト

06.ダンスインザライン

07.朝露草

08.アイデンティティ

09.くるくる愛して(小野寺梓)

10.メンションガール(小野寺梓、橋本美桜、浜辺ゆりな)

11.レガシー(西野千明、橋本美桜)

12.ダウンター(小野寺梓、西野千明、鈴木えま)

13.プロテア(鈴木えま、麦田ひかる)

14.清涼飲料水(西野千明、浜辺ゆりな、麦田ひかる)

15.白祭

16.いま踏み出せ夏

17.Heroine hour

18.桜色カメラロール

「真っ白なキャンバス全国ツアー 2024『私とわたし』」公演概要

5月25日(土) 名古屋公演・名古屋ReNY limited

OPEN:13:30 / START:14:00

6月1日(土) 北海道公演・札幌Sound lab mole

OPEN:15:30 / START:16:00

6月16日(日) 福岡公演・福岡DRUM Be-1

OPEN:17:00 / START:17:30

6月28日(金) 東京公演・EX THEATER ROPPONGI

開場:17:30 / 開演:18:30

音楽評論家

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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