【夏休みの宿題が少なくてピンチ!】この夏は、子どもの”好き”を極めてみよう
今年も夏休みが始まりましたが、思っていたより「夏休みの宿題が少なく、早くもどう過ごしたらいいか迷っている」という親御さんも多いのではないでしょうか。外は熱中症などの危険があることから、子どもたちだけで「外に遊びに行っておいで」とも気軽に言えず、家の中でダラダラと過ごすのもどうかという葛藤があることでしょう。そこで今回は、夏休みを有意義に過ごすための方法を考えたいと思います。
年々少なくなっている!? 夏休みの宿題
私たち親世代が子どものときと比べ、現在の子どもたちの夏休みの宿題の量を見ると「少なくなったな〜」と感じますよね。先生の負担を減らすことはもちろん、現在は共働き世帯も多いことから、保護者への負担も減らすために、夏休みの宿題の量は年々少なくなっているように感じます。夏休みが始まったばかりなのに、子どもたちからは「もう宿題全部終わったよ!」なんて声もよく聞きます。
負担が減ることは嬉しい反面、「5分でもいいから、子どもが机に向かう習慣を作りたい」などと考えている親御さんにとっては、宿題が終わってからの勉強の習慣化に頭を悩ませているのではないでしょうか。ドリルや通信教育などで、先取り学習をさせるのも良いかもしれませんが、夏休みで時間があるときこそ、お子さんの好きなことを極めるチャンスではないでしょうか。
身近なことから、とりあえずやってみる
「うちの子、特にこれといった趣味がないんですけど...」と仰るかたもいるかもしれません。そういった場合は、お子さんが「おやつに、〇〇が食べたい」と言ったものを、自分で一から作らせてみてはいかがでしょうか。買い出しから、製造までを経験することで、食や製造者などへの感謝にも繋がるかもしれません。
例えば、タピオカドリンクが飲みたい場合、タピオカは何でできているのか調べてみる。作るのに、どれくらいのコストや時間がかかるか考えてみる。ミルクティー以外の飲み物でも合うのか試してみる。家族に、自分が作った商品が、いくらだったら、買ってもらえるか考えてみるなど。
自分で一から作ることで、達成感や自信にもつながるでしょう。また、普段何気なく食べているものの作りかたや、作るのにどれくらいのコストや、手間がかかることを知るいい機会になるのではないでしょうか。※調理の際、火の取り扱いなどにはくれぐれも注意を
食に関することは、「次はあれも食べてみたい(作ってみたい)」とバリエーションが出やすいので、お子さんが自然と自主的に考えるきっかけにも、つながるでしょう。実際に「これぐらいの金額だったら、買ってもいいかな」と思えば、購入してみましょう。そうすることで、お金を”稼ぐ”という体験にもなります。
さいごに
夏休み中も、お子さんに勉強の習慣を続けたいと考えている親御さんは多いかと思います。習慣化に大切なのは、興味を持ったことを、自主的に続けてくれることではないでしょうか。屋外での、夏ならではの体験が難しいぶん、屋内(家庭)での過ごしかたが、有意義な夏休みの過ごしかたにつながると思います。どんな小さなことでも構わないので、子どもの経験を育んでいきたいところです。