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大谷とオズーナの差は2本塁打→1本塁打→2本塁打。オズーナと大谷の差は7打点→8打点→7打点→6打点

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Jul 27, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月27日、ナ・リーグ本塁打ランキングのトップ2に位置する、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、その本数を1本ずつ増やした。

 まず、オズーナがシーズン30本塁打に到達し、その後、大谷は32本目のホームランを打った。この日を終え、2人の順位と差は前日と同じながら、その差は、2本→1本→2本と推移した。

 一方、ナ・リーグの打点ランキングのトップ2も、オズーナと大谷のままだ。ただ、こちらの差は、7打点→8打点→7打点→6打点。前日よりも縮まった。どちらも、ホームランはソロ。さらに、大谷は、1死一、二塁の場面から、遊撃手の横を抜けるヒットを打ち、二塁走者を生還させた。現在は、それぞれ、82打点と76打点だ。

 また、この日、3打数2安打の大谷は、打率を.315→.318と上昇させた。大谷に次ぐ、ナ・リーグ2位のルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)は、5打数1安打で.310→.308。3位のオズーナは、4打数1安打で.308→.307だ。

 ナ・リーグで15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 前日までに23本塁打の2人と22本塁打の2人のうち、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)は24本目、ケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は23本目のホームランを打った。マーテイは、左投手から14本目。ア・リーグを含め、対左のホームランが二桁の選手は、他にはいない。

 鈴木誠也(シカゴ・カブス)は、15本塁打に到達し、2022年のシーズン全体を上回った。あと5本積み上げると、昨シーズンと並び、2シーズン連続20本塁打となる。

 ア・リーグで15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 ニューヨーク・ヤンキースの2人、ホアン・ソトの27本目とアーロン・ジャッジの37本目は、2者連続ホームランだ。タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)は、彼らと同じ試合で、21本目と22本目を2打席続けて打った。

 前日に、タンパベイ・レイズからシアトル・マリナーズへ移籍したランディ・アロザレイナは、「2番・レフト」として出場。5打席に立ち、ホームランはなかったが、内野安打と四球で2度出塁した。

 アロザレイナのチームメイトは、この試合で計3本塁打。ホルヘ・ポランコの2打席連続ホームランのうち、2本目は、カル・ローリーに続く2者連続ホームランだ。なお、ポランコは、前日もホームランを打っているので、2試合で3本塁打だが、シーズン本塁打はまだ9本。2021年は、ミネソタ・ツインズで33本塁打を記録している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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