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赤坂御用地落書き事件の犯罪心理学

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(画像はイメージ)(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

■赤坂御用地 落書き事件(19/06/25)

両陛下がお住まいの赤坂御用地で、数十メートルに渡る赤いスプレーでの落書き事件が発生しました(19/06/25)。

この事件に関してマスコミから取材も受けましたが、そこで報道されたこと、話しきれなかったことを、ここでご紹介したいと思います。

■落書きの心理

公共物への落書きは、器物破損罪にも問われる可能性がある違法行為ですが、落書きする人たちは、あまり罪の意識を感じていません。

たしかに、同じ落書きでもバンクシーの絵なら、芸術とされ、みんなが喜ぶでしょう。小中学生のときに、学校の机に落書きをした思い出を持っている人も、たくさんいるでしょう。

落書きの心理は、「マーキング」、「愉快犯」、そしてもう一つが「リアクタンス」です。

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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