【船橋市】きままに、のんびり、ゆったりと。ハワイアンな雰囲気に包まれたコーヒー屋さんでほっと一息
津田沼駅前のシンボルとして長く親しまれてきた「津田沼パルコ」の閉館から間もなく1年。
段階的にオープンしていたB館の後継商業施設「Viit(ビート)」が今月全館開業し、
A館も新たな建物に生まれ変わるべく、工事中です。
周辺は今後も開発が進み、街としてさらに発展させていくことが計画されており、
街並みや景色などもこれから少しずつ変化していきそうです。
今回ご紹介するのはそんな新たな賑わいを見せるJR津田沼駅北口からおよそ徒歩5分、
ふらっと訪れ、コーヒーを飲みながらひと休みしたいときにおススメのカフェ
「キママナコーヒー」。
ハワイアンバーのお店を日中の時間帯(9時~16時)に限り間借りし、ご夫婦で営業されているコーヒー屋さんです。
夜はハワイアンカフェ&バー「ハリケーン」として親しまれている店内は、ハワイをイメージさせる装飾、DIYされたウッド調のインテリアや家具によってカジュアルな雰囲気に包まれており、のんびりと寛ぎのある空間となっています。
踏切や車の往来の多い津田沼十字路が近いものの、店内は喧騒とはほど遠いほどゆったりした時間が流れており、日差しも差し込んで明るい印象を受けました。
日本一のバリスタが淹れるコーヒーとオリジナルコーヒーカレーは絶品
そんなアットホーム感溢れるお店で頂けるコーヒーメニューはこちら
スペシャリティーコーヒー専門店である「キママナコーヒー」。
コーヒーを担当する奥様の由紀さんは「UCCコーヒーマスターズ全国大会」ハンドドリップ部門で優勝された実績があり、知識・経験ともに豊富なバリスタさん。
厳選して仕入れたコーヒー豆からお客さんの好みを選び、ハンドドリップでじっくり丁寧に淹れて提供されています。
酸味が苦手な筆者は冬だけのオリジナルブレンド「Winter Blend」(550円)を選んで頂きました。
訪れた日は寒い日だったので、一口でコーヒーの温かさが身体に染み渡りました。
ほのかに感じるチョコレートの香り、ほど良い苦みとまろやかさがまさに筆者の好み。
ほっと一息つくのにぴったりな一杯です。
また、コーヒー専門店ですが美味しいフードメニューもあります。
フード担当のご主人が作る、コーヒーキーマカレーとホットドッグはどちらも人気。
今回はコーヒーキーマカレー(750円)をテイクアウトにて頂きました。
その名の通り、カレーにはドリップされたコーヒーが使用されており、水分はそのコーヒーとトマトだけ。
かすかに感じるコーヒーの香りにマイルドでとてもコクのある味わいです。
ひき肉もゴロっと大きめで食べ応えがあり、お腹いっぱい大満足の一品です。
同じく人気というホットドッグも期待大。次回はぜひ頂きたいと思います。
それぞれがリラックスできる空間を
ランチ後の一杯をと、お客さんはおひとり様での来店が多いとの事ですが、子連れでも大歓迎。
路面店なのでベビーカーでも入りやすく、お子さん向けのドリンクメニューもあります。
また、「お子さん達に喜ばれるんですよ」と案内していただいたのは、厨房上に造られたロフト風スペース。
まるで秘密基地のような雰囲気が子どもの冒険心をくすぐること間違いなし。
「お店のコンセプトなどは特にありません。お客さんそぞれぞれが思い思いに過ごしてもらえれば」と川上さんご夫婦。
2人掛けのテーブル2卓、カウンターに椅子が6脚配置されていますが、自由に移動させても問題ないとのこと。
こぢんまりとした店内ですが、ご夫婦の懐の深さを感じました。
きままにマイペースに
以前は南房総市千倉町でカフェを営んでいた由紀さんですが、予期せぬ病に見舞われやむなく閉店。
療養期間を経て、「ハリケーン」が元々ご主人行きつけのお店だったという縁もあり、ご夫婦で間借り営業にて大好きなコーヒー屋さんを再開されました。
店名「キママナコーヒー」には、ご自身の病気の経験から「気ままにのんびりマイペースに」との思いが込められているそうです。
ほのぼの、おっとりお話下さる由紀さんに時折つっこむご主人。
肩ひじ張らない自然体なお二人の姿に、こちらもリラックス、ゆったり過ごすことができます。
「お店を始めるまで船橋市とはなにも所縁がなかった」との事ですが、
オープンされて約1年半、お店の他にもコーヒーセミナーの開催やマルシェへの出店などを通して今では街のコーヒー屋さんとして地域の方々に親しまれています。
ひと休みしたい時には、ぜひコーヒーをお供に。
師走の時期に限らず、毎日はなにかと忙しなく身も心も疲れがちですが、
たまには雑踏から少し離れて「キママナコーヒー」でのんびりとした時間を過ごしてみませんか。