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「本音で話そうとすると涙が出る?」その対処法について、現役プロ心理カウンセラーがお教えします。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、昨日の記事の続きです。

では、早速。
「『本音を話そうとすると涙が出る』とおっしゃる人の涙は、ストレスを緩和させる涙であり、身体反応です」というのは、前回お話しました。

ですから、涙は、流したほうが、身体にいいです。
涙を流すのを我慢するのは、なるべく避けたほうがいいです。
恥ずかしがることはありません。涙を流しながら、本音を言えばいいのです。そうすれば、相手に、あなたの本気度が伝わります。

それに、泣くのを我慢しようと思うと、よけいに泣けてきます。
「泣いてもいいんだ」と思う。そういう姿勢のほうが、ストレスから解放され、逆に涙が出なくなるようになります。本当です。

でも、そうは言っても、「やっぱり涙が出るのは嫌だ」とおっしゃる人もいるかと思うので、そういう人に向けて、私からメッセージをお伝えします。それは、「日頃から、もう少し、本音で生きてみては如何ですか?」「日頃から、もう少し、本音で話してみては如何ですか?」というものです。

必要以上に、人から嫌われるのを避けようとしたり、人の気分を害するのを恐れた生き方をしていると、いざ本音を言わなければならない場面になると、感情が激しく揺れ動き、涙が出てしまいます。涙が出始めてからでは、それを止めることは非常に困難です。だからこそ、日頃から本音で生きること、本音で話すことが大切…ってことです。

でもまあ私は、個人的には、日頃から人に気を使い、「いざ本音を言おうとすると涙が出てしまう」とおっしゃる人のことが、私は嫌いではないです。ですから、あなたも自分で自分のことをいじめるのはやめてくださいね。というわけで、今日は以上です。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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