【長崎市】アカペラで人と地域がつながるサークル 「ハモらんばプロジェクト」
最近イベントなどで『アカペラ』をお聞きになったことありませんか?
『アカペラ』とは楽器の伴奏なしに、人の声だけで音楽を作り出すことです
そんなアカペラを通して、長崎を盛り上げている方がおられたのでお話を聞きに行ってきました!
ハモらんばプロジェクトとは
多世代型のサークル運営やイベント企画、ワークショップなど、〝アカペラ〟を活かした地域創生活動を長崎に届けていくプロジェクトの名称です。
『ハモらんばプロジェクトに関わる全ての人のイドコロづくり』を掲げています。
ハモらんばプロジェクトの代表はもりきちさん。
今回はハモらんばプロジェクトの中でも、「アカペラサークル運営」の活動にフォーカスして、取り組みを紹介します。
未経験者でも『アカペラ』を楽しめるサークル
現在メンバーの年齢層は10代から50代と幅広く、学生はもちろん、社会人や子育て真っ只中の主婦の方もおられ、アカペラ経験者の方もいれば、未経験者の方など様々です。
アカペラを楽しむのはもちろん、地域のイベントなどにも出演して練習の成果を披露しています。
練習の様子を見させていただくために、何度かお邪魔させていただきましたが、みなさん温かく迎え入れてくれ『私も入りたい』と思ってしまったほどの空気感でした。皆さんとても仲がよく、居心地もよかったです。
イベントなどに出演する際は、サークル員全員が出るのではなく、サークル内のメンバー同士でアカペラバンドを結成しています。その各アカペラバンドで日程が合うグループが出演します。
歌う楽曲はサークル員からのリクエストはもちろん、バンドごとの実力を見て、もりきちさんから、実力に似合った曲の提案をするなど様々です。
サークル員の中にはアカペラだけでなく、弾き語りをしている方も多数います。
自分だけじゃなく誰もが歌えて、アカペラを楽しめる場所に
ハモらんばプロジェクトを立ち上げたきっかけは、もりきちさんが「大好きなアカペラを大人になってもずっと続けていきたい」という思いからでした。
「根本には自分の居場所を築くことがある」ともりきちさんは語ります。
しかし自分が歌いたいという思いだけでは、人は集まらないと考えたもりきちさんは、まず自分の思いは度外視して「人前で歌って輝きたい」「歌を楽しみたい」という人たちの夢をかなえようと動き出しました。
ハモらんばプロジェクトの活動の中でも、サークル運営に特に力をいれている理由はここにありました。
意識していることは、サークル員みんなの歌って、輝きたいという夢を叶えること。
「ハモらんば」がそのような場所になるように、メンバーのためにじっくりと動いています。
自分のやりたいことをするためにも、まずは集まってくれたメンバーを受け入れること。
自分がつくりだす空間や、自分と過ごす時間をまず好きになってもらうこと。
そうしないと、これから長い目で見た時に、アカペラを楽しんでいくことも難しい。
「貴重な時間を僕と歌う時間に使ってくれた相手を受け入れることが、何よりも大切だと思うんです。」と熱くおっしゃっていました。
アカペラは機材がそろえば一人でもやれます。
しかし誰かと一緒に「ハモる」ことに意味があるともりきちさんは感じています。
「アカペラ」からで広がる「繋がり」
ハモらんばプロジェクトでは「アカペライベント『歌楽』」も主催しています。
「アカペライベント『歌楽』」とは地域密着型アカペライベントとして、長崎の観光地や商店街、公民館などで、これまでに計8回開催されています。
そこではハモらんばメンバー以外にも、音楽で長崎を盛り上げている方々も出演されており、新たな長崎のイベントとして注目されています。
もりきちさんはアカペラを通して「人とつながること・地域とつながること・その場にいる人たちとつながること」を意識されていました。
ハモらんばメンバーともりきちさんとのつながり
「自分勝手な思いだけで活動していても、周りは付いてきてくれない。夢は周りの理解があるから叶うんだと思っています。だからこそ自分も周りにいる人たちを大切にしていきたいんです。」と、もりきちさんは言います。
「人が好き」だからこそ、イドコロつくりへの思いが強いのだと取材で感じました。
ハモらんばプロジェクトの活動など、ぜひSNSでチェックしてみてください。
ハモらんばプロジェクト
体験会 毎月第四土曜日16:00から18:00
年会費 大人 8,000円
学生 4,000円
SNS Instagram X(Twitter)
メール hamoranba@gmail.com