チェーンソー無しでもスウェーデントーチが作れる?その方法は割った薪を組み直すだけ
「スウェーデントーチを作ってみたいけど、チェーンソーを持ってないので作れない…」とあきらめて、お店で購入している方は多いと思います。
でも、チェーンソーが無くてもスウェーデントーチは作れるのです。
簡単に言うと、綺麗に割った薪をスウェーデントーチの形に組み直すだけで作れちゃいます。
組み直すのに使う材料は廃材のビスとコンパネ。
そして、薪割り道具の中でおススメなのが、タガネとハンマーです。
薪割り方法
薪割りに使用するのは以下の道具です。
φ25mmのタガネ(可能なら2本)
セットウハンマー
良く乾燥した丸太なら、この2つのアイテムだけで薪割りができます。
まず、丸太に正確な十文字の線を引いてタガネで5ミリほどの溝を彫ります。
ここがポイントで、この溝彫りが浅いと十字線とは違う場所が割れてしまうのです。
溝彫り完了。
一本のタガネでも薪は割れますが、イビツに割れることがあります。
薪を綺麗に割るなら、タガネを2本使う方が良いです。
両側から少しづつタガネを打ち込んでいけば、綺麗に割れますよ。
丸太が四等分に割れました。
組み立て
そして、割った丸太を組み直すのに使う材料は廃材コンパネの切れ端と廃材から取り外したビスです。
コンパネは予め小さくカットしています。
割った丸太を元通りに組み直したら隙間が無くなるので、コンパネを使って隙間を作るのです。
4か所にコンパネの切れ端を取り付けます。
あとは丸太の底面をコンパネとビスで固定します。
これで、ほぼ完成。
ただ、この状態だと早い段階で底面が燃え尽きてしまい、スウェーデントーチが倒壊してしまいます。
補強
そこで、倒壊防止対策として百均で売っていたステンレス製の取付金具を使用します。
購入価格は110円(税込み)です。
この取付金具は全長が30センチもあるので、グラインダーで3等分にカットします。
そして、3等分にした金具を中心点より遠い位置に固定します。
ポイントとして内側のビスを斜めに打ち込んでおくと、底部分が燃えても崩れにくくなります。
これで、スウェーデントーチの完成です。
燃焼
トーチの中央に仕込んだ着火剤に引火すると、すごい勢いで燃え始めます。
周囲が暗くなると、炎が幻想的になります。
明るいし、暖かい♪
トーチの内部も熾火状態で美しい!
最後は焚き火状態になりましたが、3時間近く楽しませてくれました。
翌朝
そして、スウェーデントーチは少量の炭と灰に変り果てました。
最後に
一般的なスウェーデントーチと比べ、この薪割りトーチは空気の流入量が多いので良く燃えます。
丸太が手に入ったら、挑戦してみてはいかがでしょうか?
※作業には回転工具を使うので危険が伴います。工具に使い慣れていない方は、怪我防止の為に経験者の指導のもとで作業願います。
以下の動画でも作り方を紹介していますので、ご参考までに。