「自分で考えて」が乳幼児期の子どもに与える3つの悪影響とは?代わりの対応についても解説!
子どもに自分で考えて、と言ったことはありませんか?
親なら誰でも、子どもには自分で考えて行動できるようになってほしいですよね。
たしかに、考える機会が多ければ多いほど、自主性は高くなるでしょう。
しかし、乳幼児期の子どもに「自分で考えて」と多用してしまうと、悪影響もあります。
今回は、「自分で考えて」と安易に繰り返すことが乳幼児期の子どもに与えるよくない3つの影響について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「自分で考えて」と伝えることで起こる子どもへの3つの悪影響
状況によって「自分で考えて」と伝えたくなる場面ももちろんあるでしょう。
ただ、乳幼児期の子どもに対してであればやはり少し厳しい言葉のように感じますね。
今回は乳幼児期の子どもへの言動として3つの悪影響について解説していきます。
1.困ったときに、助けを求められない
子どもが困って助けを求めているときに「自分で考えて」ということはやめましょう。
助けを求めても助けてもらえないことが続けば、子どもは助けを求めるのをやめてしまいます。
困っていても頼ってはダメなのだと思ってしまうのです。
どんなことも自分で解決しなければならないと、ひとりで問題を抱えるようになってしまいます。
2.自己肯定感が下がる
困ったときに助けてもらえないと、自分は助けてもらえない人間だと自己肯定感の低下につながります。
自分で考えられなければ価値のない人間なのだと、ありのままの自分に自信をもてなくなってしまうのです。
自己肯定感が低いと自分はどうせできないと、いろいろなことに挑戦しなくなってしまう恐れがあります。
3.親を信頼できなくなる
困っているときに助けてもらえなければ、親を信頼できなくなってしまいます。
親は本来、子どもにとって一番信頼できる存在です。
その親に突き放されたように感じてしまうと、誰も自分の気持ちをわかってくれないと思ってしまう恐れもあります。
自分で考えて⇒一緒に考えよう!に変えていこう!
乳幼児期の子どもが困って助けを求めているときは、状況を見てまずは困っている気持ちに共感しましょう。
その上で「どうすればいいか一緒に考えよう」と提案するとよいでしょう。
親の考えを一方的に押し付けるのではなく、一緒に考えることで子ども自身の考える力も伸びていきます。
困ったら頼れる場所があるからこそ、自分で考えることができるのです。
まとめ
子どもが困っていたら、ひとりで考えられることなのか、助けが必要なのかを見極めることが重要です。
「自分で考えて」と突き放すのではなく、どうしたらよいか一緒に考えたり、具体的な選択肢を与えてあげましょう。
また、もし一生懸命考えて失敗したとしても、 自分で考えたことを認めて褒めましょう。
失敗しても自分を肯定してくれるひとがいれば、自信を失うことなく自分で考えることに挑戦できるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。