【要注意】厳しすぎるしつけが子どもに与える4つの影響【しつけの3つのコツも解説】
子どもには社会のルールに背かないように、常識を学んでほしいと思うことでしょう。
しっかりさせなきゃと思うあまり、つい厳しくなりすぎていませんか?
厳しすぎるしつけが、子どもにどのような影響を及ぼすのかや、上手なしつけについて解説していきます。
厳しすぎるしつけが子どもに与える4つの影響
1.萎縮し、好奇心をなくす
厳しすぎるしつけを受けた子どもは、なにをするにも「また怒られてしまうかも」という恐怖が芽生えてしまいます。
行動すること自体が怖くなってしまい、無気力になってしまうでしょう。
新しいことにチャレンジする意欲がなくなり、好奇心を抱くこともなくなってしまうのです。
2.自己決定力が育たなくなる
親の顔色を伺い、何をするにも親の指示をもらわなければ動けない子どもに育ってしまう恐れがあります。
学校など親がいない場面でも、自分では決められず、他の人に流されてしまうということです。
3.自己肯定感が低下する
叱られてばかりだと、「自分はだめな子なんだ」という考えが浮かんできます。
また、「自分は愛されていないんだ」と、親の愛情を疑うようになってしまいます。
自分は愛される価値のない人間だと考え、自己肯定感が低下してしまうでしょう。
4.嘘やごまかしを多用するようになる
叱られたくない思いが強いために、嘘やごまかしを多用してしまいます。
反省していないのに「ごめんなさい」と言うようになる恐れもあります。
子どもの時にそのような習慣がついてしまうと、社会に出てミスをしたときにも取り繕ってしまい、周囲からの信頼がなくなることになります。
しつけの際に意識する3つのこと
1.「〇〇はだめ!」でなく、「〇〇しようね」
否定的な言葉を使われると、脳は言葉を処理するのに時間がかかったり、反抗したくなったりします。
「だめ!」という代わりに、やってもらいたいことを伝えるようにしましょう。
例えば、スーパーで子どもが走り出したとき、「走らない!」というよりも、「歩こうね」と伝えたほうがすぐ理解することができます。
2.見本を見せる
子どもは親を見ながら育ちます。
日ごろから、親がルールや行動を守っているところを見せていきましょう。
また、なにか新しいことを教えるときは、まずは親がお手本を見せてから子どもにさせることで、より理解しやすくなるでしょう。
3.できたことを一緒に喜ぶ
子どもがなにかを頑張って、達成した時は、一緒になって喜びましょう。
子どもがなにかをできた時、親は褒めることが多いと思います。
しかし、基本的に「褒める」という行為は、上下関係のなかで起こることです。
子どもと同じ目線で喜ぶことで、親も同じ気持ちでいてくれると感じ、信頼関係が強化されるでしょう。
まとめ
厳しすぎるしつけを続けると、子どもは自尊心を失ってしまいます。
子どものためを思ってするしつけが、実は子どもに悪影響を及ぼしていた。
そんなことにならないために、きつく当たりそうになったら、自分を見つめなおし、一呼吸おいてから子どもに接するようにしてみましょう。