東京にお店を構える「ラーメン次郎 三田本店」からはじまった次郎系ラーメン。圧巻のデカ盛りと唯一無二の中毒性で、日本のラーメン界を席巻してきた存在です。

そんな次郎系には、インスパイア系と呼ばれ、ラーメン次郎で修業を積んだわけではないですが、次郎スタイルと酷似したラーメンを提供するお店が数々存在します。

そこで今回ご紹介したいのが、伏見にお店を構える「ラーメン大」さんです。

オフイス街・伏見にはそれほど二郎系のラーメン屋さんがなく貴重な存在。それでいて提供するラーメンと接客もピカイチで、このエリアではよく知られた人気店です。

11時開店と同時にすぐに満席になるほどの人気店。開店前にお店を開けていただけることもあるので、少し早めに訪れるのがおすすめ。

入店したら早速券売機でラーメンを注文します。バリエーションは麺が普通or大盛り、豚（チャーシュー）が普通or大盛りの4種類です。二郎系らしいカウンターで待つ時間もどこか落ち着きますね。

ということで待つこと数分、ラーメンがやってきました！今回注文したのは、並盛り豚入りに野菜マシ、脂多めです。

着丼すると、見てすぐ分かるこの山盛り。「ラーメン大」さんでは、野菜マシが通常の二郎系のお店の1.5倍くらいある印象です。

野菜マシマシはすごいことになるのと、野菜をたらふくいただけるので麺も普通盛り。しかし、それでもかなりのボリュームとなっています。

接客も好評価なラーメン大さん。盛りもすごく丁寧なので、野菜を食べ進める時も、丼から野菜がこぼれず食べやすいですよ。

タレが適度に染みた野菜からいただくのは、二郎系の鉄則ですよね。今回は豚入り（チャーシュー大盛り）を頼んでいるので、横に添えてある角切りチャーシューもつまみながら食べすすめます。

キャベツの量も多く甘味もあって、野菜とチャーシューだけで十分に美味しいです。

最初は野菜に隠れて見えないのですが、野菜の下に大きなチャーシューもたくさん入っています。豚入りは合計10枚前後、チャーシューが入っていますよ！

角切りチャーシューは野菜を食べすすめるための序章です。味が染みて、程よくワイルドな豚らしい匂いもあり、脂がとろける分厚いチャーシューは食べ応え抜群です。

野菜を8割くらい食べ終わったら麺へ。王道なワシワシとした二郎系インスパイアらしい麺は、独特の弾力と食べ応えがあります。

後半に食べるため、スープの味がしっかり染みて最高に美味しいです。デフォルトでも十分な量があり、お客さんの中には7割や8割など、麺を減らしてほしいという方もいるほど、並でも圧巻のボリューム。

野菜をガッツリいただき、炭水化物の吸収を抑えられるはず!?なので、罪悪感もなく無我夢中で啜っていきます。

名古屋の二郎系インスパイアでは最も美味しいという方もいるほど人気な「ラーメン大」さん。個人的に決め手は、このスープだと思います。

濃いタレで勝負しすぎず、醤油や旨味を感じる淡麗なスープ。ちゃんと二郎系らしいジャンキーさは残しつつも、ラーメンとしてのクオリティを追求していると感じられる一杯です。

食べ終えた後の店主さんと店員さんの声がけも、なんだか元気をもらえます。いつ訪れても美味しく、そしてまたふらりと立ち寄りたくなる。そんな素晴らしい二郎系インスパイアの名店です。ぜひ皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか？