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婚活の新時代。若さやお金よりも重要なのは「個人の信用」です~お見合いおじさん活動月報(24)~

大宮冬洋フリーライター
無料マッチング活動で得た婚活ニュースをお届けします。イラスト:つぼいひろき

 自分も楽しくて他人の役にも立てる趣味がほしいと思ったのです。恋バナと会食が大好きな僕が見つけたのが、お見合いおじさん活動:略称おみおじ。自分の周囲にいる独身男女に声をかけて引き合わせる活動です。

 僕は友人でもあるイラストレーターのつぼい氏と組んで、2014年の春からおみおじを楽しんでいます(今までの活動レポートはこちらこちら)。僕の人脈をオネット(大宮ネットワーク)、つぼいさんの人脈はツヴォイと称して、男女それぞれ4人の会員に良さそうな独身者を紹介しているのです。最近は、婚活講師のマチコ先生にも仲間に入ってもらっています。

 僕たちのおみおじによって結婚した人は今のところ1人のみ。でも、まだ独身の会員からも感謝されていますよ。友人知人のお墨付きの独身異性と出会えることって、年齢を重ねるごとに少なくなっていくからです。おみおじで恋愛感度を向上させ、別の場所で見つけた相手と結ばれた「卒業生」は過去4人います。「私は婚活に向いていないことがわかった」と去って行った人は5人もいますが、それもまた有意義な自己発見ですよね。

 結婚願望がある独身男女に優しくお節介する! 愛すべき隣人の婚活を結婚相談所やネットだけに任せておかない! 全国に広まってほしい「おみおじ」の実例をリポートします。

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お見合いおじさんの嬉しい悲鳴! 2週間で51名の応募がありました

 2週間で51名。先月公開したオネット男性メンバー4名とのお見合い募集記事(こちら。募集は終了しています)を希望してくれた女性の人数です。「10人ぐらいの応募があればいいな」と思っていたので驚いています。

 全員に返信しましたが、この文章を書いている12月20日までに面談(結婚相談所でいうファーストカウンセリングですね)させてもらったのは5名のみ。その後、マチコ先生がお見合いをコーディネートしてくれています。基本的に先着順で面談のご案内をしていますし、僕の予定が空いている時間と場所に来ていただける方とのみ「ご縁がある」という方式です。身勝手ですみません。

 ちなみに、ほとんどの方が前回記事で僕が指定した「年齢や職業、住んでいる都道府県などのプロフィールの他、なぜその人とお見合いしてみたいのかを簡単に」という要素をちゃんと満たした丁寧なメールを送ってくれました。

 予想以上の応募数なのでしばらくは面談予定を入れられない旨を説明してお詫びをすると、僕の苦労をねぎらう返信をくれる人もいました。まだ会っていなくても、知性と思いやりのある大人だと推察できますよね。

 僕は多種多様な結婚相談所のスタッフに話を聞くことも多いのですが、よく聞くのは「外見が悪くて年収が低い人でも何とかしてあげたい。病気の人を受け入れることもある。でも、約束を守らない人だけはNG」という話。例えば、お見合いをドタキャンしたのに「仕事だったから」と平然と言い放つような人を会員にすると、先方(他の結婚相談所の会員)に迷惑をかけてしまうからです。

 僕のように、プロではない「世話焼きおじさん・おばさん」も同じです。古臭い言い方をすると義理と人情を重んじています。素直で誠実な人には無償でも何かしてあげたくなるのです。

 多くのサービスが低額もしくは無料になりつつある時代に、最も重要になるのは収入や肩書などではなく個人の信用なのでしょう。「この人は大丈夫。裏切られることはない。この人に良くしてあげれば、まわり回って自分も幸せになれる」と信じ合える輪の中に入れるか否か。婚活という重大かつセンシティブな局面だからこそ強く意識するべきだと僕は感じています。

「僕が独身だったらデートしたい」という大宮主観の美人たちとお見合いしませんか

 つい熱くなってしまいました。今日は我がオネットの女性メンバーを簡単に紹介して、彼女たちとお見合いしたい男性を募りたいと思います。「僕が独身だったらデートしたい」という大宮主観の美人揃い。なお、全員が東京在住なので、首都圏に住んでいる男性とのお見合いを希望しています。

 まずは、製薬会社勤務の理系女子、新井美穂さん(41歳)。仕事を頑張っているので、共働きで会話の多い楽しい家庭を築ける人を求めています。今回「募集をかけるので希望を言ってね」と連絡したところ、「年齢が近い人と話が合いやすいとは思います。でも、大宮さんが会って『良さそう』と思った方ならぜひ会ってみたいです〜」と軽やかな返事。いいね!

 次は都内の金融機関で一般職として働いている内山明日香さん(33歳)。ヨガや料理などでプライベートを充実させている女性です。ちょっと保守的だけどお酒好きの明日香さんには高学歴で「家飲み」が大好きな優しいアラフォー男性がぴったり、と僕は感じています。

 3人目の今井恭子さん(34歳)は、メディア関連企業の管理部門で働いています。ファッショナブルなバイリンガルですが、「中身は真面目だし甘えたいほうです」と告白。年上好きを公言する恭子さんは40代の男性とのお見合いも大歓迎です。

 最後は、婚約破棄になってしまった過去を乗り越えた原田直美さん(38歳)。現在は都内のIT関連会社で契約社員として元気に働いています。勉強熱心な女性なので、男性も向上心があって仕事に熱心な人を求めています。「食べ物の好き嫌いがなくお酒は嗜む程度ならなお良し」とのこと。都内だけでも50万人ぐらい該当者がいそうですね。

「この人とお見合いしてみたい!」という独身男性の方はこちらから僕宛にご連絡ください。氏名、年齢、趣味、住んでいる都道府県などのプロフィールの他、なぜその人とお見合いしてみたいのかを簡単に書いていただけると幸いです。まずは僕と面談しましょう。もちろん無料ですが、面談やお見合いの様子は匿名で記事にさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。先着10名様で2週間のみの募集です!

(僕とつぼいさん以外の登場人物は仮名です)

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

あなたを結婚させたい! オネット&マチコの超実践的婚活道場

税込2,970円/月初月無料投稿頻度:月3回程度(不定期)

大宮冬洋が自分の周囲にいる独身男女に声をかけて引き合わせる、お見合いおじさん活動「オネット」(大宮ネットワーク)の舞台裏をご紹介。オネット会員の匿名のプロフィールやお見合いの様子、成婚&退会者インタビューのほか、チームメンバーの婚活講師マチコ先生による婚活必勝アドバイスもお届けします。また、本連載の購読者は無料オプションとして、会員とのお見合いを希望することもできます。

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