大谷翔平の100盗塁は、2018年以降の何位に位置するのか
6月1日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、3回裏に四球で出塁後、二盗を成功させ――その後、ピック・オフによって二塁と三塁の間に挟まれてアウトになったが――メジャーリーグ通算100盗塁に到達した。
大谷がメジャーデビューしたのは、2018年だ。こちらも2018年にデビューしたロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)は、通算196盗塁を記録している。
ただ、アクーニャJr.の約半数ながら、大谷の盗塁も、決して少なくはない。
2018年以降に100盗塁以上を記録している選手は、以下のとおり。デビューが2018年より前の選手の場合、2017年までの盗塁は含んでいない。例えば、2014年にデビューしたムーキー・ベッツ(ドジャース)は、通算181盗塁(と通算260本塁打)を記録している。
大谷の盗塁は、このスパンにおいて、14番目に多い。盗塁とホームランのどちらも100以上は、大谷の他に7人しかいない。
また、今シーズン、盗塁もホームランも二桁に達しているのは、14盗塁と14本塁打の大谷だけだ。
大谷に続く10-10にリーチをかけている、盗塁とホームランの一方が10以上でもう一方は9の選手は、4人いる。19本塁打のカイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)と16本塁打のホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)に、32盗塁のエリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)と17盗塁のボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)がそうだ。
なお、日本人選手の通算盗塁は、イチローの509が最も多い。それに次ぐのは、松井稼頭央の102盗塁だ。大谷は、こちらのランキングにおいて、早ければ数日に2位となる。ちなみに、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、1999~2008年に243盗塁を記録した。