【京都市西京区】美味しいものがちょこっとずつどんどん出てくるモダンな純酒場 マスターおまかせが良き!
阪急桂駅東口前の夜の顔は一大グルメスポットといっていいでしょう。大衆居酒屋から割烹、洋食、お洒落なBARなどがひしめきあっています。そんな中、ひときわ目立つモノトーンのキャッチ―な看板が気になったので、2024年6月1日に入ってみることに。
「純酒場ダンディ・ダンディ」の店内は、外から奥まで見渡せる開放的空間でありながら、ランプの灯の中で、まだフォークソングと呼ばれた時代の懐かしい曲が流れたかと思うと平成Jポップのノリのいい曲が流れるといったちょっぴりミステリアスな幻想的空間を醸し出しています。店主の本澤一馬さんの好きな曲をチョイスしたプレイリストなのだそう。
メニューの主力は牛・豚や鴨からいのししに至るまで肉系が主流ですが、予算に合わせて提供される本澤店主のお任せミニコースがおすすめ。映えもする美味しいものがちょっとずつ次々と出されます。まず突き出しのトントロを塩漬けにして2・3週間塩漬けにした「グアンチャーレ」は、弾力があって塩味ピリリで酒が進みます。なかなか手に入らない逸品だそうで初めて食べました。
続いて生ピーマンに自家製の食べるラー油とマヨネーズを和えた逸品。本澤店主には、「世の中で食べられるものはみな自家製で」との思いがあるといいます。これはピーマン好きにはたまらない。
牡蠣は特に鮮度にこだわり、市場でなく昔から取引のある所から良質のものを仕入れているそうで、新鮮そのものの身の厚い牡蠣を焼いてくださいました。「テバカラ」も細い骨付きの小振りですが肉厚の鶏肉が歯ごたえがあって美味。だし巻きは真ん中がふっくらと膨らんで食べ応えがあり、味は京風の美味しい逸品です。
最後に出された「ポテサラ」からはスプーンを入れると中から卵の黄身があふれ出てくる楽しい演出も。他にも「丹波産いのししスパイスグリル」、「熟成ラムヘレのたたき」など魅力的メニュー満載です。
本澤店主は、大学卒業後、創作系の料理店、和食料理店、イタリアンの料理長を経て、料亭で勤めてきました。5年前に「勝手に出したいものにお客さんがさらっとつきあってくれるような気さくな店を作りたい」とこの店を開きます。純喫茶が好きだったこと昔への憧れから店名が生まれました。
「30代最後にワクワクするような刺激的なチャレンジをしてみたい」と語って下さいました。近々重大発表があるかもですね。桂駅東口前直ぐですのでお気軽にお立ち寄りください!
「純酒場ダンディ・ダンディ」(外部リンク)京都市西京区桂野里町50−2 SUN1桂松ビル 1階東側 075-925-7313