「むしゃくしゃ」「イライラ」防止の心理学:イライラは「頭」にくる、むしゃくしゃは「腹」がたつ
むしゃくしゃして人を殺してしまう人がいるように、この感情は厄介です。イライラ、むしゃくしゃを取り去る方法をお伝えします。
■「むしゃくしゃしてやった」「だれでも良かった」
また、悲しい事件が起きてしまいました。東海道新幹線のぞみの中で乗客を殺傷したとして、青年が逮捕されました。報道によると、彼は「むしゃくしゃしてやった」「だれでも良かった」と供述しているようです。
殺人などの大ごとになる場合には、その前から自暴自棄になっており、さらに何かのきっかけでイライラが頂点に達して犯行に及びます。
■むしゃくしゃとは・怒りとは
「むしゃくしゃ」を国語辞典で見ると、1.不愉快で、腹立たしい気持(様子)。2.乱れて整理がつかないさま。むちゃくちゃ。とあります。
腹立たしい、怒りの感情は、二次的感情と言われています。多くの腹を立てている人は、傷ついている人です。勉強や仕事や人間関係がうまくいかず、傷ついた人が、怒りを爆発させ、乱暴な行為で物や人を傷つけ、時に自分自身を傷つけます。
私たちも怒ることはありますし、怒り自体が悪いわけではありません。怒りがなければ、社会悪とも戦えないからです。しかし、怒りに我を忘れていけません。しかし、むしゃくしゃしている人は、頭の中が混乱して整理がつかなくなっています。
暴力暴言が抑えられなくなることがあります。暴飲暴食が始まってしまう人もいれば、壁をパンチして壁を壊したり、こぶしを痛めたりする人もいるでしょう。先のことを考えられなくなっている状態です。
■イライラは「カチンと頭にくる」・むしゃくしゃは「ムカムカ腹がたつ」:頭と腹の違いは?
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