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ジョージ・クルーニー、パパになる。ほかにもたくさんいる、双子を産んだセレブたち

猿渡由紀L.A.在住映画ジャーナリスト
クルーニー夫妻に、男の子と女の子の双子が生まれた(写真:ロイター/アフロ)

元“永遠のプレイボーイ”に、ついにその日が訪れた。ジョージ・クルーニーが、本当に、パパになってしまったのだ。

若い恋人を取っ替え引っ替えしてきたクルーニーが、人権問題専門弁護士という、これまでとまったく違うタイプのアマル・アラムディンと、出会ってたった1年ほどで結婚したのは、2014年のこと。今年2月にはアラムディンの妊娠が発覚、イギリス時間6日朝、 無事に生まれたとの声明が発表された。

男の子と女の子の双子で、名前はアレクサンダーとエラ。クルーニーが56歳、アマルディンが39歳で、都合良く男女の双子に恵まれたことから、体外受精ではと噂され、ソーシャルメディアには「セレブは赤ちゃんまでお好きに注文するんだね」などという皮肉のコメントが出たりした。

実際、ハリウッドセレブに双子が生まれる確率は、かなり高い。ビヨンセ(35)も現在双子を妊娠しているが、不妊治療がなかなかうまくいかないことから代理母を使うことまで考えていたと報道されている。第一子のブルー・アイビーちゃんの妊娠は、29歳の時だった。体外受精のおかげで、双子が生まれるケースは全体的に増えているそうだが、ハリウッドでは、ほかにこんな人たちが双子の親になっている。

ジュリア・ロバーツ

ロバーツが2番目の夫ダニー・モダーとの間に、男の子と女の子の双子を産んだのは、37歳の時。子供がなかなかできずに悩んでいたことが知られていたせいもあり、メディアは体外受精だと報道したが、 ロバーツのパブリシストは否定している。2年半後には、次男も生まれ、現在彼女は3人のママである。

サラ・ジェシカ・パーカー

パーカーと夫マシュー・ブロデリックの長男ジェームズ君は、パーカーが37歳の時に生まれた。その7年後、パーカーが44歳の時に生まれた下のふたりは、女の子の双子。この出産で代理母を使ったことは、本人たちが認めている。

アンジェリーナ・ジョリー

ジョリーとブラッド・ピットには、実の子が3人と、養子が3人いる。その中で一番年下は、血の繋がった双子ノックス君とヴィヴィアンちゃん。このふたりが生まれた時、ジョリーは33歳と、まだ十分出産できる年齢だったが、体外受精だという報道が出た。報道は、“ふたりに近しい人”の発言に支えられていたが、ジョリーは 、「もし本当に体外受精をしたのであれば、私は堂々とその経験について語るでしょう」と否定している。

マライア・キャリー

キャリーと当時の夫ニック・キャノンは、流産を経験した後、男の子と女の子の双子、モロッカン君とモンローちゃんを授かった。当時、キャリーは42歳。本人は、体外受精であることを否定。子供を授かることができたのは、ホルモン剤と、毎日の鍼治療のおかげと語っている。

ジェニファー・ロペス

3度の離婚歴をもつロペスは、3度目の夫マーク・アンソニーとの間に、男の子と女の子の双子を産んでいる。出産当時、彼女は39歳だったが、体外受精ではとの憶測をはっきり否定。「私は、家族というものに関して、とても伝統的な考えを持っている。そういうふうに育てられたから。それに、私は神様を信じてもいる。その領域に足を踏み入れたくない。(子供を持つことが)私に起こるのなら起こるのでしょうし、起こらないのならば起こらないんだと思っていた」と、出産から約2年後のインタビューで、ロペスは述べている。

ゾーイ・サルダナ

サルダナとイタリア人の夫の間には、双子の男の子と、その下にもうひとり男の子がいる。 結婚して約2年後に双子、 その2年後にもうひとりと、スムーズなペース生まれているせいか、体外受精という噂は聞かれない。

マルシア・クロス

クロスは、体外受精を行なったことを認めている少数派のセレブのひとり。2006年に結婚したクロスは、すぐに体外受精を試み、翌年、45歳の誕生日の直前に、女の子の双子を授かっている。

セリーヌ・ディオン

ディオンも、体外受精で子供を授かった事実を隠していない。2010年に生まれた男の子の双子は、6回目にしてようやく成功した。その経験を、「体外受精は精神的に大きなストレスになる」とも振り返っている。3人の息子たちの父である、彼女の最愛の夫は、昨年1月、ガンで亡くなった。

L.A.在住映画ジャーナリスト

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「シュプール」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

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