「てきと~な鉄道展」は入場料1,700円の価値があるのか?てきと~な検証レポート
世間をざわつかせた「うんこミュージアム」の企画プロデュースチームが、またまたおもしろいイベントを期間限定で開催。今度は世界一正確といわれている日本の鉄道を、とことん「てきと~」にし、その「てきと~」を楽しむというもの。几帳面の代名詞と言われている筆者が、ふざけたコンセプトのテーマパークを体験してきました。
横浜駅直通のアソビルで開催中
連日の猛暑が続く中、夏休みに入った子どもの「どこか連れて行って~」攻撃がさらに体感温度をあげ、うんざりしているお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん。
天気に左右されず、エアコンのきいた快適空間で、子どもが勝手に長時間遊び、付き添いはのんびり見ているだけ、でも、自分もちょっと楽しみたい。
そんな場所があったらな~と思っていませんか?
あるんです。
横浜駅直結のアソビル2階YOKOHAMA COASTで、「てきと~な鉄道展」が2022年8月6日から11月27日まで、期間限定で開催中です。
累計約80万人が来場している人気ミュージアム「うんこミュージアム」を手掛けた、株式会社たのしいミュージアムが、今度は「てきと~」をテーマにしたテーマパークをプロデュース。
真面目のDNAが体に組み込まれた日本人に「肩の力を抜いて、てきと~に過ごして」と言われても、「てきと~」ってどうすればいいの?と、真面目に悩んでしまうことでしょう。
大丈夫です。入った瞬間脱力してしまう、てきと~なテーマパークなんです。
コンテンツ徹底解剖
まずは、小窓から切符を受け取り中へと入ります。
てきと~中央駅
いきなり視界に飛び込んでくるのは「てきと~中央駅」。
走っているのは、子どもの落書きのような、てきと~な電車。
子どもの落書きのような…ではなく、子どもの落書きでした。
てきと~な中央駅の一角にあるお絵描きコーナー。ここでは描いた電車が、全長9メートルのプロジェクションマッピングに投影され、駅に入ってくるんです。
これは楽しい!子どもじゃなくても、ちょっと絵心のある人や、鉄分の濃い人なら、自分のデザインした電車が走る姿見たら、きっと感動します。
なら、うんこ柄の電車を走らせるね。
さすがに電車の中はまとも…と思いきや、やはりてきと~。電車内でてきと~探しをやってみて下さい。
小さい子どもが見たら泣き叫び、夜泣きしそうなこちらの車両は、忘れ物電車。忘れて降りないよう、てきと~に持ち物を返してあげてください。
メチャコミ・スクエア駅
都会の鉄道では日常風景の満員電車。不快指数マックスとなる混雑を、てきと~に楽しんじゃうのがこちら。パネルの足元にあるペンで、てきと~にお絵描きしちゃいましょう。ドラゴンボールのセルの顔をしたおばあちゃん(うまいな~)は、横に並びたくなかった(笑)
自分の好きなキャラクターを描いて、一緒に写真を撮るのも楽しそう。これなら満員電車バッチコーイ!となっちゃいます。
エキベン・タウン駅
このテーマパーク唯一のグルメスポット。ただし、実際には食べられないけど。
ここでは自分の好きな駅弁を作ります。
好きな具材のスタンプで、MY駅弁のできあがり。
カロリーとか、塩分とか、糖質とか、油分とか、いろどりとか、そんなものはいっさい考えなくていいんです。てきと~でいいんです。
筆者は人目がなかったら、肉、肉、肉、ハンバーグ、ハンバーグ、エビフライ、肉、玉子焼きというお弁当を作りたかった。野菜?なんですか、それ。
ゲームステーション駅
大人には懐かしい、子どもには新しい、レトロゲームが楽しめる駅。
単純なゲームは「PC-8801」のゲームを連想させます。と、お母さんが言ってた(てきと~)。
単なる積み木に見えて、形がてきと~なので、高く積み上げるためにはコツが必要。
他にも電車のつり革を使った輪投げや、自分の画像を積んでいくシュールなゲームもあります。
てつど~ぶつパーク駅
遊び疲れた、こちらでひと休み。座っても、寝ころんでもOK!
現実ならありえない、線路の上で休むことも。電車も寝ているので、遅延の賠償金は請求されません。
小さな子どもホイホイともいえる、ボールプールもありました。延々遊ぶよね。
カメラ係はいらない
家族で出かけるとカメラ係がひとり必要となりますが、ここなら全員で遊んでいて大丈夫!
自動撮影カメラ「PowerShot PICK」が、自動で人を感知して撮影。パーク内にあるモニターに、てきと~に映し出されます。モニター画面は自由に撮影してOK!よくある「1枚800円ニナルネ」という売り付けはなし。
カメラを意識していないので、自然な家族の姿が思い出に残りますよ。
子どもだけじゃなく大人も楽して1,700円はあり!
子ども向けテーマパークと思いきや、単純な仕掛けの連続に、気づけば几帳面で真面目な筆者も夢中になっていました。肩の力の抜き方がわからないおすすめです。
もちろん、家族で出かけると親は楽できます。子どもは、親も時間も忘れていつまでも遊んでいることでしょう。
入場料は事前に購入するとお得!大人2,300円・小中学生1,500円が、前売券なら平日大人1,700円、小中学生1,200円、休日大人1,800円!小中学生1,300円になります。
未就学児は無料。
駅直結なのでお天気に左右されることもなく、室内だから空調も快適!暑い夏のお出かけにオススメです。ぜひ、出かけてみて下さいね。
てきと~な鉄道展
開催期間 2022年8月6日()~11月27日(日)
所在地 神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル 2F YOKOHAMA COAS
アクセス 横浜駅みなみ東口通路直通 横浜駅東口徒歩2分
公式ホームページ てきと~な鉄道駅(外部リンク)
取材協力:てきと~な鉄道展