シンデレラフィットは大人の自己満足!?子どもが後片づけできる収納とは
子どもに後片づけをしてもらうには「片づけなさい」と言ったり、後片づけの重要性を訴えるより前に仕組みを整える必要があるのですが、今日はその仕組みづくりで一番見逃してしまうことについてです。
シンデレラフィットは、あくまで大人のためのもの
シンデレラのガラスの靴のように、収納スペースにモノ(収納ケース)がピッタリを収まった状態をシンデレラフィットと表現します。
ピッタリとはまると見た目も美しいので人気の収納法ではありますが、子どもにとって都合の良い収納法ではありません。
例えばカラーボックスとそのインナーケース
カラーボックスのサイズにピッタリとフィットするインナーケースを入れると、ケースの中のごちゃつきも隠すことができ整ってみえますが
おもちゃを出し入れするときに、ケースを手前に引っ張りださないといけません。
後片付けをする時に動作が増えると、子どもはめんどうに感じ後片づけをしてくれません。
子どもにはある程度のスペースが必要
インナーケースの高さを低めにするとどうでしょう。
子どもがケースを動かすことなく手を入れて中のおもちゃを出し入れすることできます。つまり後片付けしやすいのです。
この場合のデメリットは2つです。
1.ケースの中身(おもちゃなど)が丸見えになる
2.収納できるおもちゃの量が減る
リビングなどお客様が入ってくる可能性のある部屋は見た目も気になりますがいつもお客様が来るわけではありません。
リビングにおもちゃがあるのは数年間限定です。おもちゃが片づかないとイライラするので、私は「後片づけ」のしやすさを優先して問題ないと思います。
その代わり収納する棚と中のカゴやケースの色や素材を揃えるとスッキリして見えます。(例 木の棚なら木などの自然素材のカゴやケースを)
そして、インナーケースの高さを半分にすると収納量も減りますが、モノが多いと子どもに後片づけをさせるも大変になります。だからその収納ケースに合わせた量のおもちゃを持つきっかけにもなるかもしれません。
シンデレラフィットは美しいですが、子どもやめんどうくさがり屋の人には向いていません。きっとケースが出しっぱなしになるでしょう。
美しさを優先して出しっぱなしになったケースを大人がその都度戻すのか、それともできるだけ子どもが自分でできるようにシンデレラフィットをあきらめるのか、何を優先するかで収納の仕方が変わってくるでしょう。