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キチンとしていないからうまくいく!ズボラだからできる効率的な家事とは

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私は12歳、14歳、16歳、18歳になる4人の子どもを育てながら片づけの仕事をしています。

私はそのイメージからか几帳面な人間と思われることが多いですが、私自身はズボラな人間だと思っています。そして家事や片づけは几帳面な人間が上手にできるものと思っていたのですが実はそうでもないようです。

洗濯物を畳みたくないから完成した仕組み

私は洗濯物を畳むのが一番面倒です。そこでズボラな私は服をできるだけ畳まないで済むように、干して乾いたらハンガーのままクローゼットにかけて収納することを思いつきました。

洗濯物を干す場所は1F、大人のクローゼットも1Fだったので、子どもたちの服も1Fの小さな収納にかけるスペースを増やし、オンシーズンの服はすべて1Fにかけるようにしました。

そうすることで畳む服は減りましたが、さらに楽をするために洗面所にバーを用意し、パジャマや部屋着なども乾いたらそのまま掛けるようにしました。

現在私が畳むのは、靴下や下着、ハンカチ、タオルくらいです。

洗濯物を畳むのが面倒くさいからしないという選択をしてしまうと、服はぐちゃぐちゃになりどこに何があるのかわからないし、着ようと思ったらシワだらけという状態になりさらに面倒な状況になるので、畳まなくていいようにまた少しでも楽ができるように考えた私なりの方法です。

でも「服が増えたら困るよね?」と言われることがありますが、服が増えたら別のかける場所が必要になるか、服を畳んで収納することになります。それは絶対に避けたいので、掛けることのできる量しか服を待たないように心がけそのための服の定期的な見直しは欠かしません。

私が一番優先したいのは畳まない生活なのです。

排水溝のゴミを手で触りたくないから

またお風呂の排水溝に溜まった髪の毛などを取るのがめんどうで、入浴時に水の流れが悪くなり詰まってから、ようやく排水溝のふたを開け溜まったゴミを取るのですが、ドロドロしていて触りたくない為ビニール袋に手を入れ嫌々ゴミを回収していました。

思い切って排水溝のふたを外してみたところ、溜まったゴミがいつでも目に入るので毎日のお風呂掃除のついでに取り除くようになりました。ゴミが少ないしまだドロドロしていないので素手でも取れるようになり、その結果清潔感を保てるようになったのです。

めんどうなことはしない、ではなくめんどうにならないように工夫することはできるのです。

ことに気づいてから私は自分が家事や子育てを楽することだけを考え、カビの発生しやすい三角コーナーや洗い桶を使うことをやめたり、台拭きの使用をやめキッチンペーパーを使うようにしています。

ズボラを原動力にしたら効率的な行動を生み出せる

私は現在片づけを仕事にしているので几帳面な人と思われますが、面倒くさがりなズボラという私の根っこの部分は今でも変わりません。

変わったとしたら、面倒なことをしないという目先の「楽」を選ぶのではなく、しなくてもよい方法や楽にできる方法を徹底的に考えるようにし、その結果として「楽」を手に入れているところです。

「面倒」と思う気持ちを放っておくか、のちに楽をするための原動力とするかはその人次第ですが、長く続く「楽」を考え行動することでその先の暮らしは大きく変わるのではないでしょうか。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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