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片づけは「祭り」にしなくても大丈夫!結局は盛大な1回より日々の行動

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

ある40代の女性に

片づけは「祭り」のように勢いよくやってしまわないといけないのでしょうか?

と言われたことがあります。

私は「祭り」のように盛大に勢いよくやりたい方はすればいいと思うし、したくない人は無理にする必要はないと思っています。

よし!「祭り」をするぞー!と気合を入れて始めたものの

結局モノが多すぎて終わらないような気がしたたり

実際に張り切って始めたものの夕方になっても終わらなかった、頑張った割に成果が出なかったと思うのであれば、まずは日常生活を見直した方が良いです。

無理なダイエットが続かないのと同じ

その40代の女性は、目の前の散らかった現状を見てとにかくどうにかしようと「祭り」のように盛大に一気にしようと思ったようなのですが、

体力や気力、そして何より片づけのために時間が取れないことに困っていました。

でも片づけは無理して一気に行う方法だけではありません。無理なダイエットをしてもその時だけしか痩せないのと同じで、片づけも無理に行ってもその時の成果だけで終わってしまうことが多いのです。

何よりの大切なのは片づけそのものの時間よりも、それ以外の時間の過ごし方なのです。

モノがあふれ返っているの特徴

片づけための時間が取れない、何より一気に片づけを行う気力がないという方は

「今必要なモノを手に入れ、それ以外のモノは手放す」というシンプルなことを意識してみてはいかがでしょうか。

モノがあふれ返っていて、片づけるのが大変になってしまった家は、多くの場合「買いすぎ&捨ててない」状態です。

家にモノが入ってくる入り口が広く、出口が狭いのでモノが家に溜まるしかない状態です。

この日常生活のクセを直さないと根本的な問題は解決しません。

盛大な1回の片づけより、大事なのは日々の行動

汚部屋の住人だった私が片づけを始めたのは第一子の妊娠中です。体力もないため盛大に一気に片づけをすることはありませんでしたが、妊娠するたびに片づけを体に無理のない範囲で少しずつコツコツと行ってきました。

節約をしていて家も狭かったので、本当に必要なモノだけを購入するようにし、

「今」必要なモノは何かを考え、必要でないモノは手放してきました。

(子ども服などのおあさがりは除いて)

子どもたちが、12歳、14歳、16歳、18歳となった今まで「祭り」のように盛大に片づけをした記憶はありません。たまに収納を見直す程度ですが片づいています。

片づけは「祭り」のように盛大に一気にしなくてもできます。何より1回だけ大きな片づけに取り組むより、日々の生活で「今必要なモノは何か」を考えることの方が長期的に見て効果的ですし

長期的に考えることで、より意味のある結果が得られるものだと私は思っています。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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