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【西宮市】8月10日に排水機場整備のために消灯された、今津灯台。その様子を見てきました。

古本卓嗣地域ニュースサイト号外NETライター(西宮市)

2023年8月10日(木)、株式会社大関が所有する今津灯台が消灯されました。

これは、新川および東川河口部の水害・津波対策や既設の2つ排水機場の老朽化などにより、新たに新川・東川統合排水機場の整備が進められることによるもの。

この灯台の存廃も危惧されましたが、7月13日(木)に今津西浜町から対岸の今津真砂町に移設されることが正式に発表されました。

これまでは、港内ではこのようにそびえ立っていました。

が、工事が進むにつれて、巨大な建造物が現れます。

しばらくこの状況が続きましたが、8月8日(火)には移送に合わせて木製の櫓が組まれました。

この時は緑色の灯火が見えるように、まだ稼働しています。

そして消灯当日の8月10日(木)には、式典も行われました。

その後、9月1日にはクレーンで吊り上げられ、台船に載せられて移動。

9月17日(日)に以前設置されていた場所に行ってみると、既にその跡は更地になっていました。

対岸を見ると、見覚えのある木の櫓が見えます。

そちらへ行ってみると、ありました!

設置場所とおぼしき場所には、まだ台座が組まれている様子はありません。

稼働再開は2024年2月には港の入口から見て右側に移されるため、今度は赤い灯りが点されることになります。

1810年に創建された日本最古の木造灯台が、これからもこの海の安全を見守り続けます。

・今津灯台
 西宮市今津西浜町 17 番地(旧所在地)

地域ニュースサイト号外NETライター(西宮市)

生まれ育ちも甲子園の、生粋の「宮っ子」です。過去にはホッカイドウ競馬や、まちライブラリー協会「BOOK FESTA」で公式レポーターとして活動も。時には、西宮・さくらFMに「鉄道案内人」としても出演します。

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