成功する人のお金の使い方 選好の逆転を狙う「ゴルディロックス原理」を味方につけろ!
■「お金の使い方」は真似できる
「成功するためには、どういうお金の使い方をしたらいいですか」
という質問を受けることがある。私は言葉の定義を気にするので、こう質問されるとすぐに、
「成功とは何だろう?」
と自問自答してしまうのだが、この際「成功」という言葉の定義については割愛したい。
人それぞれ解釈が違うし、客観的データで示すことができない概念だからだ。強いて書くとするなら、たとえば「1000人に1人ぐらいの、ビジネスでうまくいっている人」という抽象的な表現ぐらいか。
もしそう定義できるなら、私は少し語ることができる気がする。
経営コンサルタントとして、成功している数々の経営者と直に会っているし、これまでにメディア取材を何度も経験したり、本を18冊出している関係もあり、出版社やメディア関係者と定期的に接触することができている。その際、必ずいろいろな著名人の武勇伝、エピソードを尋ねるようにしているから、一般的に言われる成功者が、どのような思考をしているのか肌で感じている。
よって、お金の使い方も語ることができる。
お金の稼ぎ方というのは「あり方」であって、めざすべきゴールのようなもの。自分に合ったお金の稼ぎ方を発見するのは簡単ではないし、容易に手に入らない。
しかし、お金の使い方は「やり方」だ。発見するのは簡単だし、真似できる。
多くの成功者は、投資・消費・浪費という言葉を引き合いに出し、
「浪費を減らし、生きたお金を使おう」
「未来の自分のために投資し、複利効果で成功を掴もう」
という話をする。その通りであるし、そうなのだ。が、これでは、どうも抽象的すぎる。
私は企業の現場に入って、目標を絶対達成させるコンサルタントだ。抽象的な概念だと、目標は達成しない。どう具体的な行動に落とし込めばいいのか、わかりづらい表現はしたくない。
そこで今回は、拙著『絶対達成する決断力のつけ方』から一部引用&編集しながら「ゴルディロックス原理」という心理現象を紹介し、どのようにお金を使えば成功するか。
具体的な「金額」まで理解してもらえるよう、解説する。
最後まで読んでもらえば、お金を使う一つの「指針」や「基準」が手に入るだろう。そして、迷ったときに決断しやすくなる目安もわかる。
ぜひ、参考にしてもらいたい。
この発想は、会社における人への投資の基準にも使えるはずだ。
<目次>
■「お金の使い方」は真似できる
■まず成功するための「原理原則」を知ろう!
■お金の使い方「3つの選択肢」
■「ゴルディロックス原理」と「選好の逆転」
■「ゴルディロックス原理」を応用する
■「ポジティブ思考」になるお金の使い方
■まず成功するための「原理原則」を知ろう!
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