今すぐやめて!元家政婦が教える「洗濯物の生乾き臭を防ぐためにやってはいけないこと」
雨の季節が近づくと気になってくるのが、洗濯物の部屋干しの臭いですよね。独特な生乾き臭は嫌なものです。そこで今回は、元家政婦でプロ主婦の私が、「洗濯物の生乾き臭を防ぐ上でやってはいけないこと」をご紹介します。
濡れたものをそのまま洗濯カゴに入れてはダメ!
使い終わった濡れたタオルなどを、そのまま洗濯カゴに入れてはいけません。洗濯物の生乾き臭の原因は「モラクセラ菌」という雑菌。「モラクセラ菌」は、どこにでもいる菌なのですが、濡れている状態が5時間以上続くと爆発的に増えて、嫌な臭いを発します。しかも、増殖してしまった菌は普通の洗濯では完全に除去ができません。
洗う前にいったん乾かすのが大切
濡れたタオルを洗濯カゴに入れず、ハンガーなどにかけていったん乾かすのがおすすめです。乾いている状態だと菌の増殖は抑えられます。洗濯機の上につっぱり棒を設置して、そこにタオルを干しておくなどすると洗濯もしやすいですよ。湿った衣類も、そのままカゴに入れずに一度干してから洗濯しましょう。※つっぱり棒の落ちない設置方法については過去記事「すぐ落ちるのはつっぱり棒のせいじゃない!つっぱり棒マスターが教える『つっぱり棒のNG行為』3選」をご覧ください。
洗濯機を洗濯カゴ代わりにするのは絶対やめて
洗濯機を洗濯カゴ代わりにして、洗う前の洗濯物を入れっぱなしにするのもNG行為。洗濯機は、洗濯物を保管する用には作られていません。通気性も悪く湿気がたまりやすいため、湿ったものが入っていれば雑菌がどんどん増殖することに。また、洗濯槽のカビの原因にもなり、それがまた洗濯物の臭いの発生源になることも。洗う前の洗濯物は、通気性のいい洗濯カゴに入れておくのがおすすめです。また、縦型の洗濯機なら、使い終わったあとは蓋を開け、風通しをよくしておきましょう。その際、洗剤投入口も引き出して、よく乾かすのが大切です。
洗う前も大切!
洗い終わった洗濯物はすぐに干すとか、早く乾かす工夫などには目が向きますが、洗う前は、意外と気にしませんよね。でも、いったん増えてしまった菌は普通に洗っても落ちにくく臭いの原因に。洗う前に菌を増やさないことも大切なんですよ。濡れたものをまま洗濯カゴへ入れたり、洗濯機を洗濯カゴ代わりにしていたら、今すぐやめましょう。
「モラクセラ菌」を死滅させる方法については、過去記事「タオルの臭いが気になるならやってみて!洗う前にできる簡単な臭い防止方法2選」をご覧ください。※スマホからご覧のかたは、プロフィールからフォローしていただくと、最新記事の見逃しがなくおすすめです。