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タオルの臭いが気になるならやってみて!洗う前にできる簡単な臭い防止方法2選

マミプロ主婦®・元家政婦

汗をかく季節はタオルの使用頻度も上がります。すると、気になってくるのがタオルの臭い。乾いたときは大丈夫だったのに、ぬれるとなんだか臭い気がする?なんて感じることもありますよね。

洗う前にできるタオルの嫌な臭い対策は以下のふたつです。
1.湿ったタオルを洗濯カゴにそのまま入れない
2.60度以上のお湯に20分ほどタオルを漬ける
詳しく解説していきますね。

タオルの臭いの原因は「モラクセラ菌」

タオルの嫌な臭いは、部屋干しの生乾き臭と似た臭いですよね。その臭いの原因は「モラクセラ菌」という雑菌なんです。この菌は人の粘膜などにいる常在菌で、水分や皮脂などをエサにしています。菌そのものに臭いはないのですが、増殖する際に出す排泄物が嫌な臭いを発します。

そして、ぬれている状態が5時間以上続くとモラクセラ菌は爆発的に増えてしまうのです。しかも通常の洗濯では完全に除去できないのがやっかい。タオルが湿った状態を長く続けないようにするのが大切なんですよ。

1.湿ったタオルを洗濯カゴにそのまま入れない

洗う前のタオルをつっぱり棒にかけて乾かす
洗う前のタオルをつっぱり棒にかけて乾かす

汗を拭いたり、お風呂上りのぬれたからだを拭いたりしたタオルを、ポイっとそのまま洗濯カゴに入れていませんか?ぬれたタオルが他の洗濯物と一緒にカゴの中に入っていると、湿った状態が長く続き、モラクセラ菌が増殖していしまいます。

洗濯する前の湿ったタオルは、ハンガーなどにかけて乾かしておくようにしましょう。そうすればモラクセラ菌の増殖を防げ、嫌な臭いの予防になりますよ。

わが家では、洗濯機の上につっぱり棒を設置して、洗濯前の湿ったタオルを干しています。汗をかいて着替えた下着なども一緒に干せますよ。簡単にできるのでおすすめです。

2.60度以上のお湯に20分ほどタオルを漬ける

モラクセラ菌は熱に弱く、60度以上のお湯に10分~20分ほど漬けると死滅することが分かっています。「煮洗いがタオルの臭いに効果的」と聞いたことがある人も多いと思います。でも、鍋にタオルを入れて煮るのはちょっとハードルが高いですよね。

バケツや洗面器などにタオルを入れ、熱いお湯を注いて置いておくだけなら、煮洗いよりも簡単です。60度以下にならないように、フタをしたり途中で湯を足すなどしながら20分ほど放置しておきましょう。あとは普通に洗濯をすればOKですよ。※お湯に漬けたあとは時間を置かずにすぐ洗濯をしてください。

簡単にできる方法でタオルの臭いを防止しよう!

タオルの臭い防止には、煮洗いしたりアイロンをかけたりする方法もありますが、わざわざするのは結構面倒ですよね。湿ったタオルを干したり、お湯に漬けておくだけなら簡単にできますよ。ぜひためしてみてくださいね。

プロ主婦®・元家政婦

主婦歴20数年の元家政婦ライター。主婦力を活かして稼ぐ「プロ主婦」です(プロ主婦は登録商標です)。掃除や料理はもちろん、ママ友付き合いやPTAネタ(PTA会長経験あり)、100均おすすめグッズなど主婦目線のお役立ち情報をお届けします。家庭料理スペシャリスト、2級家事クリエイター(料理科目・掃除科目)資格を保有。実家は清掃会社を経営していました。1976年生まれで、2005年生まれの息子と2015年生まれの娘、3歳年上の夫と都内に暮らしています。100均マニア、ドン・キホーテの掃除グッズマニアとしてヒルナンデス!、熱狂マニアさん、DayDay.等のテレビ番組やラジオなどへも出演しています。

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