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大谷翔平が34本目のホームランを打ち、犠牲フライと合わせて2打点を挙げる。ライバルたちは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Aug 5, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月5日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、8回裏にシーズン34本目のホームランを打った。

 この日は、3回裏の犠牲フライと合わせて2打点、80打点目と81打点目を挙げた。5回裏には、29本目の二塁打に続き、32盗塁目となる三盗を記録した。

 8月5日は、9試合と少なく、アトランタ・ブレーブスとサンディエゴ・パドレスを含む12チームは、試合がなかった。

 ナ・リーグ本塁打トップの大谷と2位のマーセル・オズーナ(ブレーブス)の差は、2本に広がった。打点トップのオズーナと2位の大谷の差は、5打点に縮まった。

 また、大谷の打率は、3打数2安打により、.306から.309に。2位のルイス・アライズ(パドレス)との差は、1ポイントから4ポイントとなった(.001=1ポイントとして表記)。

 一方、大谷とオズーナに次ぐ、ナ・リーグ本塁打ランキング3位のケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、前日のホームランが27本目、この日は28本目。後半の9本塁打は、10本塁打のタイラー・フィッツジェラルド(サンフランシスコ・ジャイアンツ)――こちらも8月4日と5日に2試合連続ホームラン――に次ぎ、両リーグで2番目に多い。ちなみに、フィッツジェラルドのシーズン本塁打は、51試合で12本だ。この他に、AAAの17試合で8本のホームランを打っている。

 マーテイは、78打点がナ・リーグ3位タイ、打率.300は4位。78打点でマーテイと並んでいるのは、アレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)だ。8月5日は、大谷と同じ試合に出場し、6回表の1死二、三塁から、高いバウンドの二塁ゴロで1打点を挙げた。

 大谷とアライズに次ぐ、ナ・リーグの打率3位~5位は、いずれも.300――厳密には違う打率――の3人、ジャリクソン・プロファー(パドレス)、マーテイ、オズーナだ。打率.295のボームは、彼らのすぐ下、6位に位置する。

 各リーグで15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

筆者作成
筆者作成

 8月5日に19本目と20本目のホームラン打った、エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)については、こちらで書いた。

「1試合2本塁打で20-50に到達。あと3盗塁の20-60にとどまらず、さらに上も!? 残り50試合」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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