1試合2本塁打で20-50に到達。あと3盗塁の20-60にとどまらず、さらに上も!? 残り50試合
8月5日、エリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)は、ホームランと二塁打を2本ずつ打った。ホームランは、シーズン19本目と20本目。二塁打は、シーズン23本目と24本目だ。
スタットキャストによると、4安打とも打球の初速は108マイル(約173.8km)を超え、ホームランの推定飛距離は411フィート(約125.3m)と428フィート(約130.5m)。どちらのホームランも、ローンデポ・パークに限らず、他の29球場でもフェンスをオーバーしていたという。
この日の盗塁はなかったが、前日の試合は、シーズン56盗塁目と57盗塁目を記録している。
ホームランと盗塁を、それぞれ、10区切りの数値で表記すると、デラクルーズは、20-50に到達した。
20-50の達成者は、以下のとおり。
デラクルーズは、あと3盗塁で20-60だ。そこには、次の試合で到達してもおかしくない。今シーズンは、1試合4盗塁と1試合3盗塁を2度ずつ記録している。
レッズは、レギュラーシーズンの112試合を終えた。残りは50試合だ。112試合で20本塁打と57盗塁を、162試合に換算すると、28~29本塁打と82~83盗塁となる。
20-80に到達すれば、1985年に24本塁打&80盗塁のリッキー・ヘンダーソン、1986年に28本塁打&87盗塁のリッキー、こちらも1986年に27本塁打&80盗塁のエリック・デービスに続く、延べ4人目だ。30-80なら、史上初。まだ誰も成し遂げていない。
ちなみに、現時点のデラクルーズと同じ、チームが112試合を終えた時点で、1985年のリッキーは17本塁打と54盗塁、1986年のリッキーは19本塁打と67盗塁、1986年のデービスは16本塁打と61盗塁だった。デラクルーズの20本塁打は、30-80に最も近づいた――あと2本塁打に迫った――1986年のリッキーより1本多い。