【姫路市】白國神社とヤマサ蒲鉾が共同で制作した御朱印帳が完成。さくやちゃんとさっちゃんの各100冊
広嶺山の山麓に位置する白國神社は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を御祭神とし、安産・子育ての神様として崇敬されています。大正5年創業の地元企業、ヤマサ蒲鉾と共同で制作した御朱印帳が発表されたと聞き、訪ねました。
女性の守護神。撫で戌も
白國神社は白国に鎮座して約1800年。宮司・三星善則さんから「兵庫県内で3番目に古い歴史を持つ神社です」と説明を受けました。女性守護のご利益があると広く知られています。
鳥居をくぐると撫で戌(なでいぬ)が。犬は安産の象徴。妊婦が5カ月目の戌の日に腹帯を巻き、安産を祈願します。
社務所には置物として飾ることができる「戌のおみくじ」もありました。
本殿の方へ少し進むと右手には、中央部分がくり抜かれた絵馬が奉納されています。
こちらは三星さん考案の「安産祈願くり抜き絵馬」。中央のマタニティマーク部分をくり抜き、付属のボールチェーンを通すとバッグなどにつけられます。
本殿へ向かう階段を上り、振り返ると山々が見渡せ、とても気持ちがいい。ヨガの下向き犬のポーズをしてしまいそうになりました。
境内には大絵馬。「産道 参道」、なるほど賛同いたします。
大絵馬の後ろには、再び「撫で犬」がいたので、撫でました。
拝殿からは、姫路城が望めます。
ヤマサ蒲鉾とコラボした御朱印帳が完成
4月、神社の御朱印帳に新たなデザインが加わりました。三星さんが「地元企業と連携して姫路を盛り上げたい」と知人のヤマサ蒲鉾専務・名田誉さんに持ちかけたのがきっかけです。神社は安産と育児の神、ヤマサ蒲鉾も工場見学や体験教室を通して子どもたちの食育に携わっている共通点があり、実現しました。
【表面】
姫路城の前で手をつなぐ、神社キャラクターさくやちゃんとヤマサ蒲鉾キャラクターさっちゃん。
【裏面・神社版】
さくやちゃんと撫で戌
【裏面・ヤマサ版】
巫女姿のさっちゃん
イラストはさっちゃんの作者・長谷川雅世さんが仕上げました。神社版は三星さんの妹・尊咲(きさき)さんの原画が元になっています。
御朱印帳 詳細
神社版・ヤマサ版共通
・和紙素材
・御朱印を48面捺印可能
・縦160mm、横110mm
神社版 初穂料:2000円 / ヤマサ版 価格:2000円 ※各100冊限定
神社の巫女やヤマサ蒲鉾社員の意見を取り入れ、色合いやバランスなどを調整し、1年をかけて完成した御朱印帳。神社版はお守りとして、ヤマサ版は姫路のお土産としても喜ばれそうですね。