【姫路市】待ち合わせに、2軒目に、ワインと地酒をしっとり空間で。グラスや酒器もフィーリングで即購入可
ワインと日本酒のショップ&バーが姫路市立町にオープンしていたのは知っていた。6月のこと。ただ、圧倒的なおしゃれ空間と噂で聞いていたものだから訪ねるのに逡巡し、秋が深まる今に。「feel HIMEJI」へ。
ワイン初心者でもふらっと店内に
ドアの向こう、一番奥には8席のバーカウンター。しっとりとした大人の空間で、野ばらの実とドウダンツツジが、たおやかさを演出しています。
安寧な時間が流れているのはテーブル席も同じ。
やはり、ふらっとは入れないのか……。しかし、それは思い過ごしでした。
各ワインボトルにはグラス1杯の価格がしっかり記されていて安心。
そしてオーナーの中島亨さんは初心者にこそ丁寧な受け答え。
以下のような会話で好みの銘柄を用意してもらえます。
千姫:白ワインを。
中島さん:すっきりした方がいいですか? コクがあるのが好きですか?
千姫:日本酒を。
中島さん:うま味を感じられるものから華やかなものまで、ありますよ。
姫路生まれの中島さんは地元や大阪でバーテンダーに。20代前半でソムリエ資格も取得しました。その後、姫路の酒販店で仕入れや営業、輸入ワインを扱う企業の大阪オフィスでの営業担当、自宅事務所においてコンサルティング業務を。
「外食が一番の娯楽」と言い切り、「飲食の楽しさを伝えたい」と人々が行き交う中心街に店を開きました。
地元人気店のフードと一緒に
千姫はドイツのテロワールを表現した銘柄を。
芳醇で心地よい酸味が広がり、口の中に残る余韻が上質さを示しています。
長らくワインに携わってきた中島さんですが、播磨地域の地酒もそろえたのは「近辺には素晴らしい蔵元が多くある。それを届けなければ」という使命感にかられて。
ワインや日本酒が注がれたリーデルのグラスや丹波焼の酒器は、気に入ればその場で購入できます。
ワイングラスの飲み口の大きさや形、口に流れる角度などは細かく計算されていて、とても奥が深い。各々のワインの一番よい状態を味わえるグラスを選んで提供されるのですね。
フードにも地元人気店とのコラボ―メニューの数々が。
ショップは入り口すぐのところに。
ワイングラスのほか、洗練されたドイツ・ナハトマンのプレート、東京・松徳硝子の酒器、丹波焼のカトラリーレストなど。
もちろんワインセラーも。
待ち合わせにも、2軒目にも利用されているバー。
ここで待ち合わせって、格好よすぎてキュンキュンします。
feel HIMEJI
兵庫県姫路市立町58 アルテミスビル1階
電話番号:079-241-6283
営業時間:shop 15:00~22:00 / bar 17:00~23:00(LO22:30)
※金、土曜は24:00まで(LO23:30)※月曜はshop、barとも18:00から
※毎月テーマを決めてティスティングイベントも開催
定休日:日、木曜
駐車場:なし