日本列島をゆっくり横断中の台風10号。

各地で大きな被害が出ていますね。

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

今回は、まだ直撃していない地域にお住まいの、遅すぎる台風の動きにソワソワしている方向けに、家の中でできる台風対策をご紹介します。

■まずは正確な情報収集

災害時も含めて、まずは現状を正確に把握することが大切です。

・ハザードマップを確認

ご自宅周辺のハザードマップを確認したことがありますか？

ハザードマップは数年に1度更新されますので、引っ越して間もない方はもちろん、しばらく見ていないという方も、ぜひ改めてチェックしてみてください。

自治体のホームページほか、国土交通省のハザードマップポータルサイトなどからも確認できますよ。

ただ、ハザードマップで警戒区域に指定されていないからといって、必ずしも安全とは限りません。

ハザードマップはあくまで判断基準の1つ。

過信しすぎず、ぜひ周囲の状況や自身の違和感も大切にしてください。

・自治体の最新情報を確認

お住まいの自治体の、ホームページや公式SNSなどもチェックしておきましょう。

どの媒体が、最も早く正確に情報発信しているか確認することも大切です。

■停電への備え

台風の場合、強い風雨による飛来物や電柱の倒壊で電線が損傷し、停電することがあります。

・ライトとラジオの確認＆手元に

停電に備えて、ライトやラジオの動作を確認しておきましょう。

すぐに使えるところに出しておくことで、いざという時もあわてずに済みます。

・ガジェット系を充電

スマホやタブレットにパソコンなどは、今のうちに充電しておきましょう。

キッズ携帯やGPSの充電も忘れずに！

充電式のライトや、モバイルバッテリーも合わせて充電しておいてくださいね。

・保冷剤やペットボトルを凍らせる

この時期の停電は、暑さ対策が必須！

• 氷をたくさん作っておく
• 保冷剤を凍らせる
• 水を入れたペットボトルを凍らせる（ペットボトル氷）

などがおすすめです。

特にペットボトル氷は、溶けても飲用水になりますので、冷凍庫に余裕がある時はぜひ作ってみてください。

・カセットコンロも確認

ご自宅のコンロが使えなくなった時に備えて、カセットコンロの確認もしておくと良いでしょう。

■断水への備え

風水害と聞くと、まず停電を思い浮かべると思いますが、浄水場の停電や水道管の破損などで断水することもあります。

・水道水の汲み置き

空のペットボトルや使っていない水筒などがあれば、綺麗に洗って水道水を汲んでおきましょう。

保管環境にもよりますが、数日は飲用できると言われています。

・備蓄水の確認

水をストックしている場合は、取り出しやすいように周辺を整理しておいてください。

ペットボトルのミネラルウォーターは、賞味期限が切れていても安全に飲むことができます。

飲用が心配でも、ぜひそのまま、生活用水として確保しておいてくださいね。

・早めに入浴＆清潔な水を溜めておく

台風はある程度予測ができるため、雨風が特に強くなる前に、その日の入浴を済ませておくことができますね。

入浴を済ませた後は、浴槽を洗って、改めて清潔な水を溜めておきましょう。

• ※小さなお子さんが居るご家庭では、浴室での事故に注意！ドアをしっかり閉めておく・蓋をしておく等の対策をお願いします。

落ち着いて、今からでもできることを確実に

台風直撃前にやっておきたいことをご紹介しました。

いずれも家の中で簡単にできることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。