【ニュースで見かける英語】「茶番劇だ」を英語では何て言う?
こんにちは、英語学習者のLonely Learnerです。
今回は「茶番」という意味で使える英語を紹介します。
茶番の語源は江戸時代の即興寸劇とされていますが、現代では意図がバレバレの滑稽な行為などを見た時に皮肉として「茶番劇だ!」と言ったりします。
英語でも例えば政治のニュース記事などで皮肉や揶揄として「茶番」を意味する英単語が登場します。覚えておくと英語ニュースを読む時にも役に立つと思いますので、さっそく見ていきましょう!
(1)Farce
Farce(発音はファース/ファルス)は茶番劇や滑稽な出来事という意味の名詞です。
登場人物が滑稽な状況に巻き込まれるドタバタ喜劇のことを指したり、政治の世界における茶番などに対しても使われます。
例文:
The election campaign became a farce when scandal after scandal emerged, revealing the true nature of many candidates.
(スキャンダルが次々と明らかになり、多くの候補者の本当の姿が明らかになったため、選挙戦は茶番となりました。)
(2)Travesty
Travesty(発音はトラヴェスティ)も茶番的な状況や出来事を表現する際に使われる一般的な表現の1つです。
Travestyは本来あるべき姿や意図などからかけ離れていたり、公正さが失われた滑稽な状況など、シリアスな場面において使われることがよくあります。
例文:
The trial was a travesty of justice, as the evidence was ignored, and the defendant's rights were blatantly violated by the biased judge.
(その裁判は正義の茶番であり、証拠が無視され、被告の権利が偏った裁判官によって明白に侵害されました。)
(3)Joke
Joke(発音はジョーク)は日本語でも使われているように冗談や悪ふざけといった意味ですが、英語では茶番的な状況や出来事を指すこともよくあります。
例文:
His explanation for the missing files was such a joke. It was clear he was just trying to cover up his mistakes.
(彼のファイルの紛失に関する説明は本当に茶番だった。彼がただ自分のミスを隠そうとしているのが明らかだった。)
(4)Charade
Charade(発音はシャレード)は身振り手振りなどのジェスチャーで言葉を当てるゲームのことですが、他に見え透いた偽装や滑稽な茶番という意味を持つ単語でもあります。
政治の世界で行われる見え透いた茶番劇のことをPolitical charade(ポリティカル・シャレード)と言います。
例文:
The company's apology was nothing but a charade to save face in front of the public.
(その企業の謝罪は、単なる装うだけであり、一般の人々の前で面目を保つための茶番でした。)
おわりに
今回は「茶番」という意味で使われる英語を紹介しました。
ここでクイズ!以下の日本語を英語で言えますか?
これからもニュースなどで使われる英語や、ネイティブとの英会話で役にたつフレーズなどをみなさんにシェアしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!