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人生が豊かになる推し活のススメ!注目のイケメンダンサーチームSivaOla

satochin旅行・グルメ・おでかけライター

旅行・グルメ・おでかけライターのsatochinです。昨今よく耳にする“推し活”。推しがいると毎日の楽しみができ、同じ趣味の友達ができたり、辛いことも推しのことを考えて乗り越えられ、人生が充実するのだそうです。自分も推しを見つけたいと思っている人、今注目のファイヤーナイフダンスチームSivaOLaを推してみませんか?2日間密着取材してきました。

SivaOlaとは

連日大人気のステージ
連日大人気のステージ

常夏の楽園スパリゾートハワイアンズ(以下、ハワイアンズと称します)といえば映画にもなった「フラガール」が有名です。

でも、最近ハワイアンズの温度をさらに上昇させているのが、迫力のあるファイヤーナイフダンスを披露するチームSivaOla(シバオラ)。ハワイアンズの男性ダンサーって、フラガールの引き立て役、刺身のつまやオムライスのパセリみたいなものでしょと思っている人がいたら、それは大間違い!ファイヤーナイフダンス世界大会2位の快挙を達成した兄弟ダンサーもいる実力派ダンスチームです。

ファイヤーナイフダンスは、南太平洋サモアに古くから伝わる「戦いでの勝利のジェスチャー」をもとした踊り。近年はハワイのポリネシアンショーの中で行われています。両端に炎をつけたナイフをバトンのようにまわし、体のまわりを移動させたり、時には空中高くに飛ばしてからキャッチしたりと、派手なアクションと美しい炎の舞が見る人を魅了します。
※ナイフとは、サモア人が戦いのときの武器としていた先端にサメの歯や豚の牙をつけた木の棒のこと。

SivaOlaは迫力のダンスや妙技はもちろん、炎に浮かび上がる鍛え抜かれた筋肉美がまたかっこいいんです。

女性ファンが多いと思いきや、ハワイアンズという場所がらか家族全員で1人のダンサーファンという人も多いそうですよ。

SivaOlaの歴史

インタビュー風景
インタビュー風景

スパリゾートハワイアンズでファイヤーナイフダンスがはじまったのは、1972年の7月。その10ヶ月前の1971年の10月、ポリネシアンショーの司会をしていたケン青木が、初代フラガールリーダーの小野恵美子さんから「ファイヤーナイフダンスをやってみない?」と声をかけられ、勢いで引き受けたのがキッカケだったそうです。

ビデオもなかった時代、もちろん教えてくれる先生もいないような状況の中、バトントワラ―経験者にバトンのまわし方を習い、資料を見ながら自己流でトレーニング。わずか10か月後、ポリネシアンショーの中のひとつとしてショーを披露しました。今と比べると拙いショーでしたが、お客さんは大興奮だったそうです。

現在のSivaOLa チームならではの大迫力のパフォーマンス
現在のSivaOLa チームならではの大迫力のパフォーマンス

その後も、ソロパフォーマンスとしてファイヤーナイフダンスを踊っていましたが、2016年4月にSivaOlaとしてチームを結成。ソロパフォーマンス以外にチームパフォーマンスも行うようになりました。ショーの構成や振付、ナイフのワザ作り、音楽の選曲もすべてSivaOlaが行っています。

チームの代表的なワザは膝にもう1人乗せて行うタワーというパフォーマンス。ステージ上で行われたらたくさんの拍手を送ってくださいね。

ケン青木は、その後2011年3月まで39年間ハワイアンズのステージに立ち続けました。

SivaOlaの魅力

ホワイトガソリンを含ませたファイヤーナイフは、ずっしりと重く、それを自在に操るために毎日のトレーニングが欠かせません。

マメだらけのアフィ諒太の手のひら。手首は軽い腱鞘炎とのこと。
マメだらけのアフィ諒太の手のひら。手首は軽い腱鞘炎とのこと。

実際に持たせてもらいましたが、まわすのがやっと、しかも数分で手首が痛くなり、二の腕がパンパンになりました。

メンバーの体は傷だらけです。
メンバーの体は傷だらけです。

しかも、炎がついナイフを振り回すので、SivaOlaメンバーの体にたくさんの火傷や切り傷がありました。火のついたナイフが体を切り裂くこともあり、盛り上がった皮膚が痛々しい。でも、勲章のように輝いて見えるのは筆者だけでしょうか。

ナイフのついていない部分はトレーニングで受け止められるようになるのだとか。
ナイフのついていない部分はトレーニングで受け止められるようになるのだとか。

お客さんの中には「温度の低い火を使っているのだろ?」という人もいたそうで(そんな火がこの世にあるのだろうか?)、サーモグラフィで測定したところ、炎の温度は500度だったそうですよ。

トレーニングや体を作る食事の様子などは、公式インスタグラムから見ることができます。

SivaOla公式インスタグラム(外部リンク)

世界への挑戦

ハワイアンズにファイヤーナイフダンサーが誕生して52年。ファイヤーダンスチームSivaOlaは結成8年目を迎えました。

アジア人初の予選突破を果たしたラギ中谷
アジア人初の予選突破を果たしたラギ中谷

SivaOlaは1999年からハワイで開催されているファイヤーナイフダンス世界選手権大会に挑戦。何度も予選敗退となっていましたが、2014年にラギ中谷が初の予選突破!準決勝に進出しました。

世界大会2位のナイフ形トロフィーを持つムア史弥
世界大会2位のナイフ形トロフィーを持つムア史弥

その後は予選敗退が続きましたが、2018年にバル憂弥がアジア人初の準優勝、世界2位となりました。2019年には上位3名には残れなかったものの、6位内入賞。そして2024年、5年ぶりに参加した大会でムア史弥がまたしても準優勝、世界2位の快挙を達成しました。

※2020年から2023年の間はコロナのため大会が中止、再開されても渡航を自粛していました。

メキメキと実力があがってきているのがわかりますね。優勝する日も遠くない未来のような気がします。

左:バル憂弥 右:ムア史弥
左:バル憂弥 右:ムア史弥

ちなみに、バル憂弥とムア史弥は兄弟です。仲が良い兄弟ですが、お互い一番のライバル同士でもあります。

ハワイで開催されるファイヤーナイフダンスの世界大会で日本人が2位になるというのは、逆に考えると日本の相撲でハワイ出身の力士が横綱になるようなもの(どこかで聞いたような…)。ハワイの人たちの驚きといったら、すさまじかったそうですよ。

もともとはサモアのダンス、男性はいかつい体型をした男性ダンサーが多い中、小柄な日本人が次々と驚きのワザを繰り出し、パワフルなダンスを踊り、見ている人を夢中にさせるのですから、そりゃぁビックリするワケです。

SivaOlaメンバー紹介

SivaOlaのメンバーを紹介しましょう。

最初はハワイアンズ周辺、福島県から応募するダンサーが多かったのですが、いまや県外からの応募者も増えています。中には募集がなかったからと別部署に就職、そこから異動してきた人も。2度ハワイアンズに就職した人もいるんですよ。

現在のメンバーは8人。それぞれ推しカラーもあります。最年少は20歳、最年長は35歳、平均年齢27.5歳。そして、どうでもいい情報ですが、全員プールより温泉派です(笑)

ジンLEON

いわき市出身で推し色は緑。SivaOlaのチームリーダーです。2009年にデビューして今年で16年目。ケン青木の指導を受けた最後のダンサーです。テキパキとその場をまとめ、MCも上手!ニコニコしながら、いざパフォーマンスが始まると、キリリとした顔になる、そのギャップは反則です(笑)。

LAGI中谷

同じくいわき市出身。ファイヤーナイフダンス世界選手権大会で初のアジア人予選突破を果たしました。2017年の国内大会では優勝しています。大きな体でワイルドなパフォーマンスを見せてくれます。常にクールであまり笑顔を見せてくれないけれど、ファンにはそこがたまらないのだとか。推し色は黄色。

バル憂弥

埼玉県出身。ファイヤーナイフダンス世界選手権大会で、アジア人初の2位を獲得、2018年の国内大会でも優勝しています。高校卒業後、ファイヤーナイフダンサーを志願しまたが、震災の影響で募集がなかったため大学に進学。大学時代に腕試しをかねて、個人で世界大会に挑戦したこともあるくらいファイヤーナイフダンスに熱意をもったダンサーです。推し色は青。

ムア史弥

バル憂弥の弟。兄に続いて2024年の世界選手権大会で2位を獲得。高校卒業後、兄と一緒にハワイアンズに就職。デビューも一緒という仲の良い兄弟です。個人的に「好きな女性のタイプ」を聞いてみたところ(ちゃっかり)、「お笑いが大好きなので、同じようにお笑いが好きで一緒に楽しめる人」とのことでした。推し色は赤。

アフィ諒汰

茨城県出身。2018年にデビューしましたが、入社当時はファイヤーナイフダンサーの募集がなかったため、ゴルフコースに配属。その後、社内異動で希望が叶い晴れてダンサーとなりました。小柄な体格ですが、ソロのパフォーマンスはパワフル!熱波師に挑戦し資格も取得しています。ナイフのようにタオルを振り回すアウフグースうけてみたい!ハワイアンズにもサウナを!推し色は白。

エディ勇人

いわき市出身。入社当時はハワイアンズのホテルでウェイターとして勤務。フレアバーテンダーとしても活躍していました(見たかった!)。その後、社内異動でダンサーに。コロナ終息後SivaOlaをさらに盛り上げて欲しい、世界大会で世界一の栄冠を勝ち取って欲しいという思いを込めて、2022年11月1日、1の並ぶ日にデビューしました。推し色は紫。

ノア湧太

いわき市出身。2017年に一度ハワイアンズに入社しましたが、ダンサー配属の機会が合わず退社。2022年のダンサー募集で再度入社し、念願のファイヤーナイフダンサーへ。メンバー唯一の左利き。チームで踊っているときはナイフは右回し、ソロのときは左回しとなっているので、チェックしてみてくださいね。推し色はピンク。

来寿ガレアイ

栃木県出身。0歳から毎年家族でハワイアンズに来ていて、ジンLEONのショーもずっと見てきて憧れていたそうです。転職してハワイアンズに入社、2023年にデビューしました。現在、栃木未来大使でもあり、栃木の情報も発信中だそうです。推し色はブラウン。

売店では推し活グッズも発売中。手作りうちわなどの持ち込みもOKです。

SivaOlaスケジュールと特別なショー

推し活にはお金と時間がかかると思っている人、SivaOlaならハワイアンズに来ると毎日会う事ができますよ。

ショーは1日3回。ただし、SivaOla単独のショーを見るなら20時30分からの夜の回。自由席もありますが、有料席の方が見え方が全然違います。しかも、プレミアムシートならショーの後に記念撮影会もありますよ。

C席300円〜、 B席1,100円〜、A席1,300円〜、S席1,400円〜、SS席1,500円〜、プレミアムシート1,800円〜。

ムア史弥 世界2位 凱旋公演のワンシーン
ムア史弥 世界2位 凱旋公演のワンシーン

1日3回のショー以外に特別なショーを行うこともあります。筆者は「ムア史弥 世界2位 凱旋公演」を鑑賞。世界2位の実力を目の前で見てきました。

そして、「シバオラ生誕祭」「シバオラ聖夜ショー」年2回閉館後のステージを貸切にして行う特別な公演もあります。メンバー8人全員が参加、ダンスだけじゃなくトークも楽しめるスペシャルな時間。ショーの時間も20分といつもより長く、より迫力のある見ごたえバッチリなステージです。

2024年の「シバオラ生誕祭 Anniversary8th」は7月6日。全席指定で2000円。現在ローソンなどで発売中です。

これからますます人気が出そうなSivaOla。今から応援して人気絶頂になったら「あのメンバーは私が前から目をつけていたのよ」とか、「あのメンバーは私が育てたようなものなのよ」とか言っちゃってください(笑)

会いたくなったら会いに行ける、距離感の近いイケメンダンサーチーム。一度目の前で見たらハマりますよ。

スパリゾートハワイアンズ
住所 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50
電話番号 0570-550-550
公式ホームページ スパリゾートハワイアンズ(外部リンク) 

SivaOLa出演のショー 13:30、20:30
※ショー観覧用のチケット以外にハワイアンズの入館料が必要です。

取材協力:スパリゾートハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズ様のご協力により、無償でショーを見学させていただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

旅行・グルメ・おでかけライター

おいしいものが大好きで、ご当地グルメをもとめて日本全国47都道府県を制覇。食べログの地図を塗りつぶした旅行ライター。海鮮丼マニアとしてテレビ出演経験あり。 旅先の飲食店以外にもローカルスーパーや道の駅、SA・PAで見つけたご当地グルメを中心に、温泉やホテルも紹介しています。普段のサービスや味を知りたいため、事前許可を取らず、気に入ったら後から掲載許可をもらい、紹介している記事が多いです。許可をもらえるまでしつこいです(笑)。 リアルな旅の記録はXで発信中。 温泉ソムリエマスター/サウナ・スパ健康アドバイザー/銭湯検定4級/チェコ親善アンバサダー

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