監視カメラとしてのRing Stick Up Cam Batteryってどう？

Ringシリーズはスマートなセキュリティカメラ

Ringシリーズは見守りカメラ・監視カメラとして家庭向けに開発・販売されている機種です。従来のずっと映像を記録し続けるタイプの監視カメラとは違い、かなり高精度なモーション検知を行ってイベントがあったときだけ監視を行う「スマートな」セキュリティカメラです。

高価な業務用監視カメラにはモーション検知などを活用して即時でアラートを上げるシステムも比較的早くから導入されていましたが、その機能を部分的にでも普通に家庭で使えるレベルの価格まで引き下げてきたことにRingシリーズのカメラの価値があると思います。

従来の一般家庭向けの監視カメラとは違い、何らかのイベントを検知するとリアルタイムでリンクしたスマートフォンに通知が上がりますので、様々な使い途で今までより一歩進んだ活用が可能になるでしょう。

監視カメラとしての性能

Ring Stick Up Cam Batteryを監視カメラとして利用する場合の性能をちょっと深掘りしてみましょう。

冒頭でも触れたとおり、Ring Stick Up Cam Batteryは従来型の単純な監視カメラよりも一歩前進した、今風の機能を備えたセキュリティカメラです。ずっと映像を記録し続けるわけではなく、モーション検知の仕組みを使ってイベントが起こったときだけ必要な映像を履歴として保存できます。

同時にリンクしているスマホに通知が飛びますし、クラウド経由で記録映像を複数人でシェアすることも出来ます。監視の確度や精度を上げやすいシステムになっている訳です。

モーション検知精度

Ringシリーズのカメラのセキュリティ機能のコアとなるのがモーション検知でしょう。この精度次第でセキュリティカメラとしての能力が決まってしまうと言っても過言ではありません。

十分な大きさで映り込む状況をキープできれば、Ringのモーション検知精度は非常に高いです。確実にイベントを拾って録画＆通知を上げてくれます。

画面端でも夜の暗い状況でもこの程度のサイズなら余裕で検知します。

画質

録画およびライブストリーミング映像の画質は思いの外良好です。ビットレートがそこまで高くありませんので本当の意味での映像のディテイルは多少潰れていますが、キチンとフルHD解像度の意味がある絵が出てきます。

高輝度なものが画面に入るとその周辺のにじみは多少気になりますが、監視映像としては十分でしょう。

暗所はどう？

本当に真っ暗な場所では撮影モードがモノクロに切り替わって赤外線LEDの照明を使う撮影に切り替わるようです。夜の廊下、照明なしの状態でこれぐらい写ります。

動画の解像度はフルHDのままですがフレームレートが16コマ/秒に減って、シャッタースピードも落として実感度を稼いでいるようですね。

なんにせよ、ほとんど真っ暗な中でこれだけ写れば十分以上でしょう。

フルに機能を活用するにはRingプロテクトプランが必要

Ringシリーズの機能はクラウド側のサーバーに支えられた部分がかなりの割合存在しています。特に録画機能周りではクラウドのサービス利用が必須になっています。

2024年時点では12月半ばまではこのサービスである「Ringプロテクトプラン」が無料でお試しできる状態になっていますが、それ以降もRingシリーズのフル機能を使いたい場合には有料で契約を行う必要がある点には注意しましょう。