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飛行機でBluetoothワイヤレスイヤホンは使えるの?AirPodsは使える?

マウスガジェットブロガー

飛行機の機内で使うワイヤレスイヤホンの選び方とおすすめ機種。

目次

  • 飛行機でBluetoothワイヤレスイヤホンは使えるの?
  • 機内でコンテンツを楽しむのなら
  • イヤホンを使うときのちょっとした注意点
  • 飛行機で使うのにおすすめなワイヤレスイヤホン

飛行機でBluetoothワイヤレスイヤホンは使えるの?

そもそも論として旅客機の機内でBluetoothデバイスは利用できるのでしょうか。

機内では携帯電話を切る、または通信用の電波を発信しない設定にすることが求められます。Bluetoothも電波でデバイス間を結んでデータをやりとりする仕組みですから、飛行機内では利用の制限がかかりそうに思えるかもしれません。

大丈夫。今はBluetooth機材はOKです。

以前はもっと厳しくガジェットの利用の制限が行われていて、例えば離着陸時には明示的に電波を出さないデジタルガジェットも電源を切ることが求められていました。携帯ネットワークやWi-Fi、Bluetooth等の電波だけでなく、デジタルガジェットが出す高周波のノイズも問題視されていたからです。

今はそういった物の影響がないことが分っていますし、Wi-FiやBluetoothなどの周波数、弱い電波ならば飛行機の機材に影響がないことが判明しているのです。ただし、携帯電話回線に繋ぐための電波は少なくとも航空無線に干渉することが分っていますので、それも含めた観点で機内での発信が禁止されています。

と言うことですので、機内でBluetoothイヤホンは安心して使ってください。もちろんAirPodsも使えます。

ただ、スマホでコンテンツを再生するなら、スマホは必ず「機内モード」にしましょう。

Bluetoothワイヤレスイヤホン機内でコンテンツを楽しむのなら

飛行機の機内で音楽や映像コンテンツを楽しもうと思った時のネックになるのは、多くの場合、客室内の騒音です。ほとんどは風切り音だと思うのですが、乗っている間ほぼずっと結構な音量で流れ続けます。

機内で使うイヤホンを選ぶなら、この騒音に対処できる機能・性能を持った製品を選ぶのがオススメです。

この目的にマッチしやすいイヤホンのタイプ・機能は、

・カナル型(耳栓型)イヤホン

・アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)機能搭載機

と言うことになります。

カナル型イヤホンは耳栓効果による自然な遮音性が高いのが特徴。また、ANC機能は電子処理で外界のノイズを打ち消すギミックです。両方の合わせ技ですごく高い騒音カット能力を持つ製品がたくさん生まれています。

飛行機で使うワイヤレスイヤホンとしては、そういった製品からのチョイスが無難です。

機内で音があるコンテンツを楽しみたいなら、耳を塞がないタイプのイヤホンはマッチしません。

イヤホンを使うときのちょっとした注意点

前の節で述べたような外音の遮断機能が高いイヤホンを普通に町の中で使うときには少し注意が必要です。高すぎるノイズキャンセル能力のせいで、ほぼ音で外界の状況を知ることが出来なくなってしまいます。五感のうち聴覚をカットしてしまうようなものです。

音による危険察知が出来なくなる点に十分に注意しましょう。

音は人間にとっては唯一、振り返らずに後ろの状況を得られる情報源ですから、その重要度は低くないのですよ。

機内ユースとは異なり町の中などでイヤホンから音楽を聴きながら動きたい、といった用途には耳を塞がないタイプのイヤホンがマッチしやすいです。また、ANC機能搭載のイヤホンでは「外音取り込み機能」などを上手に活用するといいでしょう。

飛行機で使うのにおすすめなワイヤレスイヤホン5選

では、上に書いた方向性にマッチするおすすめワイヤレスイヤホン5つをピックアップしてご紹介します。

Anker Soundcore P40i

出典:Anker公式
出典:Anker公式

スマホアクセサリなどのメジャーメーカーAnkerでは、スマホと親和性が高い音響機器も作っています。そんな製品の一つが完全ワイヤレスイヤホン(TWSイヤホン)。今回ご紹介する「Soundcore P40i」は比較的エントリー寄りの機種ながら、高性能なノイズキャンセリング機能も搭載した物です。

恐らく、ANC機能搭載のTWSイヤホンとしては最安クラス。Ankerらしい入手しやすい価格と高機能、バランスの良い音を上手にまとめています。

ソニーWF-C700N

出典:ソニー公式
出典:ソニー公式

IEM(In Ear Monitor)と言えばソニー、というイメージで根強いファンが多いメジャーメーカー。TWSイヤホンでも高評価な機種をいくつも世に出しています。そのなかでもANC機能を搭載しつつ比較的お手頃な価格を実現したのがこの機種。

ハイレゾ対応ではありませんが、イヤホン側で圧縮音源のアップスケーリングを行って音質の補正をかけています。小型ですがバッテリー駆動時間が長いのも特徴。

オーディオテクニカATH-CKS30TW+

出典:audio-technica公式
出典:audio-technica公式

こちらのブランドにも多くのファンがいることでしょう。オーディオテクニカのANC機能搭載TWSイヤホンです。しかも同社ご自慢の重低音IEMシリーズ、「SOLID BASS」の名が冠されたモデルです。

高い防塵・防水性能もウリの一つ。汚れたら軽く水洗いも出来ます。

Bose QuietComfort Earbuds

出典:Bose公式
出典:Bose公式

ここまでに取り上げた3製品よりも上の価格帯のモデルですが、ANC機能と言ったらこのメーカーは外せません。高いノイズキャンセリング性能には定評があるシリーズですね。

音質面でも一切心配は不要。安心のBOSEです。サイズは若干大きめですが、ANC機能onでも8.5時間の連続運用が可能なロングバッテリーライフを実現しています。

Apple AirPod Pro 2

出典:Apple公式
出典:Apple公式

TWSイヤホンの世界を拓いたApple製品の現時点でのフラッグシップモデル「AirPods Pro 2」です。こちらの製品もハイエンド機らしいプライスタグがつきますが、その分の機能・性能があるモデルです。

高いノイズキャンセル性能も搭載したProシリーズですので、環境音が大きなシーンでもコンテンツをしっかりと楽しめます。

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iPhoneの便利な使い方や、スマホ/PCに関する記事を執筆しています。

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