楽天モバイルはポイント支払いすると損してしまうのか?
楽天モバイルの料金をポイントで支払うと損って本当なの?
ポイント付与効率の観点では「損」
楽天ポイントは楽天経済圏の各種サービスの支払いにも使えるようになっています。ある程度の金額分のポイントがまとまったら、楽天市場での買い物や楽天モバイルの料金支払いに使うユーザーも多いことでしょう。
ですが、「楽天モバイルの料金の支払いにポイントを使うのは損」と、いくつかのメディアで言われている内容でもあります。この辺り、実際のところはどうなのでしょう。
まず結論から書いてしまうと、ポイント還元の効率に関しては「ポイント払いは損」というのは本当です。楽天モバイルで通常の場合、楽天カードによる支払いとの比較では1%ですが、ポイント還元率で損をします。
楽天系の支払いでの通常のポイント還元率は次の表の通り。
楽天カードで支払いを行えばカード決済でのポイント還元のメリットに預かれますので、その分の1%がおトクになる仕組みです。
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「期間限定ポイント」を使うのは十分アリ
ただし積極的に楽天ポイントを楽天モバイルの料金充当に使った方がいいケースもあります。
それは「期間限定ポイント」が手元にあるケース。
楽天系のサービス利用でもらえるポイントには、通常は短い利用期限が設けられることはないのですが、一部特別なポイントの配布・還元のパターンで比較的短い利用期限が設定されているポイントもあります。
こちらのポイントは設定された期限を超過すると全部消えて残高がゼロになってしまいますので、早めにサクサク消費してしまう方が間違いもなく精神的にも気楽になれます。
ですので、何らかのキャンペーンなどで期間限定タイプの楽天ポイントをもらったら、それはどんどん楽天モバイルの支払いなどで使ってしまうのがいいでしょう。
実際に楽天のポイントでは、タイプごとに使われる優先順位にはこのあたりの事情がきちんと反映されているようです。期間限定ポイント->通常ポイント->(チャージした)楽天キャッシュの順番で消費されます。
ただし…。
ここまでにまとめてきた楽天モバイルの料金を楽天ポイントで充当すると「ポイント還元率の面で損をする」、というのは何も楽天モバイルの支払いに限ったことではありません。
楽天市場でのお買いもののポイント払いについても同じことが言えます。ポイント還元率を最大化するなら、「楽天カード決済」を使うのが一番効率的なのです。
ですので、このポイント還元率がらみのポイント入手効率での損得を突き詰めると、「楽天ポイントを使う場所・機会を失いかねない状況」に陥ります。つまりは、ポイント還元率だけを見ていると楽天ポイントは貯めるだけで使える場所がなくなります。
また、ポイント払いを使わないと言うことは、「楽天経済圏以外でも使える現金を消費して」まで「楽天ポイント残高を温存する」というやり方に他なりません。
この辺りのポイントの利用/温存をどうするか、どこまでを損/得と考えるのかは、ユーザーそれぞれの考え方による、という結論になるのだと思います。
ちょっと極端な例では、ポイントを貯めること自体が目的でもOKですし、ちょっとまとまったら還元率とか一切気にせずサクッと使う、でも、その人が納得するなら何も問題はありません。
著者個人の考えで言うのでしたら、この手のポイントはある程度の額がまとまったら何らかの買い物などに使って現金を節約するのが無難な使い方かな、と思います。
ただ、楽天経済圏のヘビーユーザーでそちらへの支払額がとても大きいユーザーならばポイントバックの金額も膨らむでしょうから、そういったタイプの消費者ならばまた判断基準は変わってくる可能性があります。
ポイントでの支払いが還元率で損をするのは間違いありませんから、ポイントの使い方に誰にでも当てはまる便利かつ共通の解はないのでしょう。また、どういう使い方をしても間違いと言うこともないでしょう。
楽天ポイントも含め、ポイント還元の仕組みを上手に、かつお得に活用してください。