子どもと楽しむキャンプの魅力と注意点とは?今さら聞けないという方向けに2児の父インストラクターが解説
写真:写真ACキャンプブームが一旦の区切りを見せ、キャンプ場の予約が取りやすくなったり、お値打ちにキャンプギアを手に入れられたりと、新たにキャンプを始めるという方にはもってこいなタイミングになってきました。
子育てをしている中で、自然体験をさせてあげたいと思う親御さんもたくさんいる中で、改めて「子どもと楽しむキャンプの魅力」を2児(6歳&0歳)の父でありキャンプインストラクターでもある目線で紹介していきたいと思います。
子どもと体験するキャンプの魅力
冒険と自然体験
子どもたちにとって、キャンプは自然と触れ合いながら冒険心を育む絶好のチャンス。自然活動を通して、日常生活では得られない新しい経験が、それぞれの好奇心や探求心を刺激してくれます。ハイキングや釣り、動植物の観察など、自然環境でのアクティビティを通して、精神的な成長や五感への良質な刺激というメリットも見逃せません。
新しい友達と出会う機会
キャンプ中に子どもたちが新しい友達と出会い、一緒に遊ぶというシチュエーションも良くあります。社交的なスキルを身につける場としては非常に有用で、我が家の長男もいつのまにか隣のサイトの子どもと仲良くなる事も。
新しく友達を作るシチュエーションというのは人生の中でも何度もあるわけではないので、こういった学べるチャンスは活かしていきたいもの。コミュニケーションスキルを向上させることで、子どもたちの社会性を高め、将来的な人間関係の構築にも役立つ事でしょう。
キャンプの種類と選び方
デイキャンプと宿泊キャンプの違い
日帰りのデイキャンプと宿泊キャンプではそれぞれメリットが異なります。デイキャンプは、初めてキャンプに参加する子どもや、まだ小さな子どもにとって負担も少なく済みます。一方、宿泊キャンプは、より深い体験を提供し、子どもたちの自立心や責任感を育むのに適しています。子どもの年齢や性格に応じてファーストキャンプのスタイルを決めましょう。
キャンプごとにテーマを設けるのもGood
テーマに特化してキャンプをするのも非常に楽しいものです。例えば、サイエンスキャンプ、アートキャンプ、スポーツキャンプなど、子どもの興味や関心に合わせてデザインすれば、より有意義な時間を過ごせるハズ。
実験や観察を通じて科学の楽しさを学んだり、森に落ちてるものでアート作品を作って創造力を養ったり、工夫次第では楽しみ方は無限大。他にもワークショップやアクティビティなどに積極的に参加するというざっくりしたテーマでも良いでしょう。
安全対策と準備
安全対策のポイント
キャンプ場での安全管理はどんなことよりも優先して考えてください。イベントなら主催団体、キャンプ場ならスタッフが、子どもたちの安全を確保するための適切な監督体制を整えていることを確認しましょう。また、緊急時の対応策や連絡手段が明確にされていることも重要です。保護者から子どもに対し、基本的な安全ルールや緊急時の行動についてしっかり教えておくことも大切です。
準備リストとパッキング
キャンプに必要な持ち物を事前にリストアップし、準備することは非常に大切。準備の段階では夫婦喧嘩の火種になるケースが多いためご注意を。夫婦喧嘩を避けるテクニックについては以下の記事で紹介しています。
子どもがコミュニケーションを取れる年齢であれば、パッキングを一緒に行うのも学びになります。時には不要なアイテムを指摘されることも...。
キャンプ体験を最大化するためのヒント
アクティビティの楽しみ方
多様なアクティビティを楽しむことができるのもキャンプの魅力の一つ。ハイキング、釣り、キャンプファイヤー、花火など、子どもたちが興味を持てるコンテンツを用意しておくと盛り上がります。それ以外にもアクティビティを通じて様々な体験をする事で、自分の得意なことや好きなことを見つめ直す狙いもあります。
親のサポートとアフターケア
キャンプから帰った後に、家庭での振り返りを行うというのも子どもたちの成長につながります。キャンプでの経験を振り返り、学んだことや感じたことを話し合うことで、子どもたちの学びを更に深めることができます。また、キャンプでの経験を日常生活に活かす方法を考えることも重要です。例えば、キャンプで学んだ料理や手仕事を家庭でも取り入れてみるというのも面白いですね。
この夏からキャンプデビューしてみては?
キャンプは、子どもたちに多くの教育的価値と楽しい体験を提供する最高のチャンスです。自然の中での活動を通じて、子どもたちは新しいスキルや知識を得るだけでなく、友情やコミュニケーションスキルも育む事が出来ます。
安全対策をしっかりと行った上で様々なチャレンジをし、親のサポートとアフターケアもしっかり行えば、大きくなってからも忘れられない体験やスキルセットが身に着くはずです。