Nintendo Switch後継機は品薄にならない?発売当日は約700万台の在庫を用意しているかも
Nintendo Switch後継機、通称「スイッチ2」で最も心配されているのは、なんといっても「品薄」でしょう。性能を控えめにして最先端チップを使わないため供給不足になりにくいとは思われるものの、ユーザー人気や転売屋の動きがそれを上回らない保証はありません。
そんななか、任天堂は初期在庫量をスイッチ発売当時の2倍以上、約700万台も確保するとの噂が報じられています。
これは「Ninspider」と名乗る人物が、任天堂のハードやソフトの情報が集まる掲示板Famiboardsに投稿した情報です。少し前、同氏がスイッチ2本体とドックの手描きスケッチを公開したところ、信頼性の高いリーカーのNate Drake(Nate the Hate)氏が「ドックの図面は数週間前に送られてきたものと似ている」とコメントしていました。
今回Ninspider氏が投稿したのは暗号でしたが、解読すると「初期在庫量は確定しており、工場はそれに応じて生産を計画しています。正確な数字は公表できませんが、米国市場だけで、2017年3月の約2.5倍となります」とのことです。
初代スイッチは発売直後(2017年3月3日~3月末)に、274万台を出荷しています。2.5倍が全世界にも当てはまるなら、スイッチ2はおよそ685万台もの在庫を用意してローンチに臨むことになります。
任天堂の古川社長は7月の株主総会にて「お客様の需要を満たせる数をしっかりと生産することが最重要」「各地域の事情を踏まえて、法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めています」と述べていました。
本当に欲しいユーザーが押し寄せても、転売屋が「買い子」をフル動員しようとも、700万台近くを店頭から消すのは難しいでしょう。
据え置きドックは冷却ファン内蔵や回転式ポートもあり得そう
先ほど「スイッチ2の手描きスケッチ」に触れましたが、これまで画像がリークされたのは本体のみで、ドックの画像はおそらく初のことです。
スイッチ2本体にU字型スタンドが付いている以上に、注目すべきはドックの分厚さです。なぜ、これほどかさ張るのか?
考えられる可能性の1つはアクティブ冷却システム、つまり冷却ファンを1~2つ内蔵することです。スイッチ2は携帯モードでは性能を抑えてバッテリー消費を小さくしつつ、据え置きモードでは動作速度を高めて、発熱はドックに内蔵した冷却ファンで解決するとの予想が有力です。
もう1つは、HDMIやUSB-Cの入出力端子を回転式、つまり「ユーザーが左右のどちらにも向けられる」仕組みにすることです。今年4月、任天堂が出願した特許文書に描かれていたりします。
いずれにせよ、スイッチ2ではドックが大きなカギを握ることになりそうです。