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せっかくキャンプに出掛けたのに離婚の危機!キャンプでよくある夫婦喧嘩を回避する方法とは

いわもととしたつキャンプクリエイター/アウトドアライター
写真:写真AC

何度もキャンプに行ってしばしば目にするのが、何やら揉めてる様子のご夫婦。せっかく楽しいキャンプという空間にも関わらず、夫婦で喧嘩になってしまうという事はしばしばある様です。かくいう私も、妻と険悪な雰囲気になった事が何度もあります。

もちろん家庭により理由は様々ですが、その中でもよくあるケースを3つピックアップしました。「なんでいつも喧嘩になるんだろう」とか「初めてのキャンプで喧嘩したくない」と思っている方はこの記事を読んで、実際のキャンプをイメージしてみてください。

【CASE1】どちらかがキャンプに慣れている時

回数を重ねれば自然と同じ目線になる事も
回数を重ねれば自然と同じ目線になる事も

夫婦でのキャンプを成功させる秘訣の一つに「同じ目線でキャンプをする」という考え方があります。大抵はキャンプに慣れている方が、慣れていない方の目線で考えてあげることで解決するハズです。

例えば、テントの設営時に慣れていないと、慣れている方は「なんでそんな事も分からないんだ」とか、思ってしまうかもしれません。自分が初心者だったころを思い出し、同じ目線で支持を出してあげましょう。

【CASE2】失敗してしまった時/何かが壊れてしまった時

ポールが折れるのは致命的なので、対策が取れない場合は帰宅も視野に(写真:写真AC)
ポールが折れるのは致命的なので、対策が取れない場合は帰宅も視野に(写真:写真AC)

慣れていても慣れていなくても、何かしら失敗したり、偶然壊れたりということもあるでしょう。火の粉で服に穴が開いてしまったとか、料理が焦げてしまった、ポールが折れてしまったなどが挙げられます。思うようにいかない時、人間はイラついてしまうものです。

そんな時に「こうすればよかったのに」や「なんで対策しなかったの?」と言ってしまうのは、険悪なムードの引き金になってしまいます。

たとえ失敗や破損などがあっても、怒りや失望といった暗い気持ちは一旦飲み込みましょう。完璧を求めず、気楽な気持ちでキャンプに臨んで欲しいと思います。もちろん、続行が無理と判断したら中止にするのも重要です。

【CASE3】忘れ物で設営や食事が出来ない時

私の不注意でお留守番が決定した手作りベーコンくん
私の不注意でお留守番が決定した手作りベーコンくん

チェックインしたし、テントを張るか!という時に、テントのポールが無い...みたいなこと、ありませんか。人は時として信じられない忘れ物をすることがあります。調理器具や食材などは気づいたタイミング次第では何とかなりますが、ペグや焚き火台など代えが利かない物はレンタル出来なければ「詰み」となる場合も。

かくいう私も忘れモノの達人で、キャンプに行く度に何かしら忘れ物をしてしまいます。上でも触れた通り「失敗」の心構えはもちつつ、家を出る前に二人でチェックをしておくというのも効果的です。言い方は悪いですが、1人の責任を2人の責任としておくことで、衝突を回避できるケースもあるのです。

余裕を持った準備・行動を心掛けて

「子どもと花火をする」という事もしっかり予定に組み込んでおきましょう
「子どもと花火をする」という事もしっかり予定に組み込んでおきましょう

キャンプで起こる夫婦喧嘩の理由は様々あるのですが、結局のところ「余裕」が足りないというのが原因だと感じます。きちんとキャンプでする事をイメージし、準備の時間をきちんと取れる様なスケジューリングも重要です。

また、何かをして欲しかったらきちんと伝える、何かやってくれたらお礼を言う、失敗をしたら謝る。非日常空間だからこそ、ちゃんと「言葉」でコミュニケーションを取り、互いに快適にキャンプが出来るように心掛けたいものです。

P.S. これを読んだ妻へ...
偉そうに語っていますが自戒の意味も込めています

キャンプクリエイター/アウトドアライター

『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、子どもはもちろん大人の環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。実体験を通したキャンプの知識や雑学、マニアならではの考察についてお届けしていきます。

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