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草津町騒動に驚きの新展開 元町議の性被害告白に信用性はあったのか

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:つのだよしお/アフロ)

 群馬県の草津町議だった女性が町長室で町長と肉体関係をもったとか、性被害を受けたと主張する一方、事実無根だとして町長がえん罪を訴えていた草津町騒動を覚えているだろうか。

 元町議のリコールに発展し、支援者らから「セカンドレイプの町」などとやり玉に挙げられ、国内外のメディアで大々的に報じられて注目を集めたが、3年を経た今、驚きの新展開を迎えている。元町議が町長との肉体関係の事実を否定したばかりか、性被害を訴えた記者会見の内容にも「虚偽」があったと明かしたからだ。

民事と刑事の手続が進行

 この件については、民事と刑事の手続が並行して進められてきた。すなわち、町長が2019年12月に約4400万円の損害賠償を求めて元町議らを提訴し、前橋地検も2022年10月に元町議らを在宅起訴していた。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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